ニコンは、REDによるRED.com, LLC(RED)の買収完了を発表した。REDは予定通り事業を継続し、事業部門は技術を共有する。ニコンのイメージングビジネスユニットの大石圭司がCEOに就任し、REDのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるトミー・リオスが共同CEOに就任した。
ニコンはスチル写真において由緒ある名前を持つ。REDはデジタルシネマの分野で革新的な歴史を持っている。今回の買収は、ニコンがシネマ・モーション・コントロール・ロボットのメーカーであるMRMCを買収したのに続くものとなる。
プレスリリースより
ニコンは、RED社の買収完了を発表し、「革新的な技術で最先端を走ってきたRED社をニコンファミリーに迎えることで、映像表現の可能性を広げ、その革新性で市場をさらに喜ばせることができるはずです。」と、ニコン取締役副社長執行役員イメージング事業本部長の池上博之は述べている。
更に「ニコンとREDのファンが選ぶブランドであり続けること、そして、より多くの方々に選んでいただけるブランドとなることが、私たちの目標です。」と続けている。
現在のラインナップに変更は予定されていない
ニコンは「REDの現在の製品ラインナップ、パートナー、販売店との関係に変更はない」と発表した。REDは、保証、修理サービス、顧客サービス、総合的な製品サポートで、その方針をサポートし続ける。
ニコンとREDのファンにとって、これは何を意味するか?
ニコンは、両ブランドがどのように統合されるのか具体的なことは発表していない。しかし、AdobeがニコンのN-RAWフォーマットをサポートするための開発中止を発表した後、ニコンのミラーレスカメラが.r3dコーデックを取得するのではないかという憶測が大きくなっている。
詳細については、red.comのプレスリリースをご覧ください。