DJIは、あらゆるクリエイターを対象としたPower 1000とPower 500ポータブルパワーステーションの2つの新しい電源オプションを発表した。コンパクトで頑丈、ドローンから携帯電話まであらゆるものを同時に充電できる。
DJIは、CineDのカメラサポート、コントロール、アクセサリー部門でベスト・オブ・ショーを受賞したDJI Avata 2や、昨年10月のOsmo Pocket 3など、最近多くの製品をリリースしている。そして今回、8つの電源出力ポートを備え、これらのDJI製品だけでなく、接続できるほとんどのものを充電できそうなポータブルバッテリーを発表した。
ドローンの急速充電と安全性の向上
コンセントに差し込むと、どちらのパワーステーションもわずか70分で充電できる(50分で80%)。DJI Power SDC充電機能でドローンを急速充電でき、どちらのパワーステーションもソーラー充電に対応している。どちらのデバイスも急速充電プロトコルをサポートしている(Power 1000:PD 3.1、Power 500:PD 3.0)。
安全性に関しては、Power 1000とPower 500の両方がスイスSGSの26の製品テスト認証に合格しており、それぞれ4000サイクルと3000サイクルの寿命が約10年となっている。発電所には高度な安全システム(BMS)が搭載されており、過充電や過放電からバッテリーを保護する。電力が回復すると、バッテリーは自動的に充電を開始する。11個の放熱センサーが内蔵されているため、パワーステーションは最大40℃まで安全に作動し、10個のヒューズが各モジュールを保護する。
DJI Power 1000の特徴
Power 1000は1024Whのバッテリー容量を持ち、最大AC出力は2200Wである。パワーステーションの重量は13kg(28.6ポンド)、寸法は448×225×230mm(17.6×8.8×9インチ)だ。充電には、グリッド、ソーラー、カーパワーの3つの柔軟な電源オプションがある。充電・再充電オプションは以下の通り:
- 140W USB-Cポート×2(合計最大出力280W)
- 24W USB-Aポート×2
- SDCポート×1
- SDCライトポート×1
- AC出力ポート×2
- AC入力ポート×1
- 2x 1/4″ スレッドホール、オプションが広がる。
Power 1000は、標準充電時に約23dBのノイズを発生する(100cm離れて測定)。
DJI Power 500の特徴
Power 500の容量は512Whで、最大AC出力は1000Wである。重量は7.3kg、サイズは305×207×177mm(12×8.1×6.96インチ)だ。DJI Power 500は、グリッドパワー、USB-C、ソーラーパワー、カーパワーの4つの充電オプションを提供する。充電と再充電のオプションには以下が含まれる:
- 100W USB-C双方向ポート×2(合計入力電力200W、Power 500を約3時間で充電可能)。
- 24W USB-Aポート×2
- SDC Liteポート×1
- AC出力ポート×2
- AC入力ポート×1
Power 500の標準充電時の騒音は約25dB(100cm離れて測定)。
価格と発売時期
DJI Power 1000の価格は699ドル/849.15ユーロで、現在入手可能。DJI Power 500は379ドルでDJIストアで購入できる。また、DJIは多くのアクセサリーを提供しており、例えばPower 1000用のDJI Zignes 100Wソーラーパネルは299ドル、DJI Power Car Power Outletは49ドル、DJI Power SDC to Matrice 30 Series Fast Charge Cableは19ドルとなっている。より詳細な情報については、同社のウェブサイトをご覧ください。