BLUETTIはこのほど、最新のポータブルパワーステーション「AC50B」を発売した。このコンパクトで軽量な新モデルは、700Wの出力、6つの電源コンセント(DC/AC/USB-C/USB-A)、効率的な充電、静音操作、Bluetoothによるアプリコントロールなどを提供する。
燃料ベースの発電機は、照明の点火やバッテリーの再充電のためにポータブル電気が唯一の選択肢であるような遠隔地で撮影する映像クリエイターにとって、長い間頼りになる選択肢であった。しかし、特定の用途では、より静かな動作という利点を提供する “環境に優しい “バッテリーパワーステーションに取って代わられ始めている。
BLUETTIはこの分野の主要企業のひとつであり、同社の製品はキャンパーやアウトドア愛好家の間ですでに人気があるが、ドキュメンタリーカメラマンの車内にも簡単に持ち込むことができる。
BLUETTI AC50Bポータブルパワーステーションの特徴
新しいBLUETTI AC50Bポータブルパワーステーションは、定格出力700W、公称ピーク出力1,050W。その中核となる448Wh LiFePO₄バッテリーは、AC電源(最大580W)を使用して充電することができる。BLUETTIによると、これにより、わずか45分で容量の80%まで充電でき、70分で完全に充電できる。また、BLUETTIのPV120のようなソーラーパネル(最大200W)を使えば、約2.5時間でフル充電できる。
AIを搭載したBMS(バッテリー・マネジメント・システム)により、効率的な充電とエネルギー消費の最適化を実現し、過充電、過放電、ショート、過熱からパワーステーションを保護する。また、AC50Bは停電時にわずか0.02秒で起動するUPSユニットとしても使用でき、大切な機材を守ることができる。
このユニットには、状態をモニターするための前面LCDカラーディスプレイが統合されており、カメラ、ドローン、あるいは小型ライトなど、幅広いデバイスに電力を供給したり充電したりするための6つの異なるコンセントが用意されている。これらには以下が含まれる:
- 1x DC出力(12V/10A)
- 2x AC出力ソケット(120V/700W)
- 2x USB-C出力(65W)
- 1x USB-A出力(15W)
最も重要なのは、このパワーステーションの重量がわずか6.7kg/14.8ポンドと、適度にコンパクトで軽量であることだ。また、ハンドルが内蔵されているので、離れた場所での撮影でも持ち運びが簡単だ。
完全な無音ではないが、動作時の音はかなり静か(約50dB)とされており、ロケで音を録音する際に役立つ。最後に、AC50BはBluetoothを搭載しており、BLUETTIのスマートフォンアプリ(iOS/Android)からコントロールできる。これにより、バッテリーの状態、消費電力、アップデートなどをコントロール、モニターすることができる。
価格と発売時期
新しいBLUETTI AC50Bポータブルパワーステーションは、すでにAmazon で販売されている。価格は59,800円となっている。
詳細はBLUETTIのウェブサイトをご覧ください。