ブラックマジックデザインは、DaVinci Resolve 19 Beta 6のリリースを発表した。Blackmagic PYXIS 6KおよびBlackmagic URSA Cine 12K LFカメラからのBlackmagic RAWファイルのサポートなどのアップグレードにより、Davinci Public Betaを改善した。
Blackmagic Designのソフトウェアアップグレードの時期がやってきた。先日のiOS用のBlackmagic Cameraアプリ2.0に続き、今回はDaVinci Resolve 19 Beta 6を発表した。しかし、同社のプログラムアップデートのリズムを見ると、何週間かアップデートがなかったら、それはニュースになっていただろう。今回は、無料版とスタジオ版のアップデートがある。
DaVinci Resolve 19 Beta 6の新たな改善点
新しいアップデートでは、Blackmagic PYXIS 6KとBlackmagic URSA Cine 12K LFのBlackmagic RAWファイルをサポートするように、Blackmagic RAWで撮影された映像がサポートされ、サポートするカメラの数が増えた。編集ページや送出ページでスクロールする際のマウススピードも改善され、カットページを使用する際のパフォーマンスと同等になった。クリップをリップル削除してもトランジションが保持されるようになり、編集にかかる時間が短縮された。Davinciや他のNLEシステムを使用する際、映像の輝度値が異なるという問題があったユーザーは、今回のアップデートでDNxHR 444クリップをレンダリングする際のデフォルトがフルデータレンジになったため、この問題が解決されるはずだ。
Davinci StudioとFusionの改善
Decklink 8K ProG2を使用してDolby Visionメタデータをサポートするようになったため、Davinci Studioユーザーはこのアップデートの恩恵を受けることができる。この機能により、Dolby Visionを使用してDavinci Resolveでカラーグレーディングした映像を、対応する民生用ディスプレイでライブプレビューできる。
Resolve FXフィルムルック・クリエーターには、ハレーション用の彩度コントロールが追加され、ハイライト周辺の赤橙色のハレーションをコントロールできるようになった。
今回のアップデートでは、Fusionも改善され、より大きなコンポジションのレンダリング速度が向上した。最後に、Fusion Fuseのサンプルは、ヘルプメニューの開発者向けドキュメントフォルダに用意されている。
価格とリリース時期
DaVinci Resolve 19 Beta 6 アップデートはこちらから無料でダウンロードできる。