iFootageがShark Slider Nano 2を発表 – ファーストルック
IBC 2024で、iFootageは「Shark Slider Nano」の第2世代を発表した。この最新バージョンは、より大きな荷重に耐えることができ、DJI RSシリーズのジンバルと統合され、スマートフォンアプリ経由でAIによる顔認識トラッキング機能も提供される。また、2種類の異なる長さで提供される予定だ。価格は649ドルから。
オリジナルのiFootage Shark Slider Nanoは、2019年のNABで発表された。当時、このコンパクトな電動スライダーをテストした。(「ファーストルック」とレビュー)
それから5年が経ち、アップデートが行われた。そこで、IBC 2024で、iFootageのMadison Lee氏にインタビューし、間もなく発売されるShark Slider Nano 2の新機能について聞いた。
iFootage Shark Slider Nano 2 – 概要
iFootage Shark Slider Nano 2は、全長66cmと44cmの2つのバージョンを選択できる、コンパクトな電動スライダーだ。カメラの移動距離はそれぞれ40cmと20cm。
iFootageによると、スライダーはリニアベアリング機構に更新され、よりスムーズで安定した動作が可能になった。さらに、スライダーを水平に配置した場合の最大荷重は、3.5kgから7kgへと2倍になった。スライダーを垂直に配置した場合は、3.5kgとなる。
しかし、このアップグレードの最大のセールスポイントは、DJIのジンバルRSシリーズ(RS 2からRS 4 Proまで)との連動機能だろう。iFootageはDJIと協業し、Shark Slider Nano 2のスマートフォンアプリからスライダーとジンバルの両方を操作できるようにした。これにより、複雑なモーションコントロールショットをスマートフォンから直接事前にプログラムすることができる。
さらに、ベータ版のアプリではAIによる顔認識トラッキングがサポートされ、以前のバージョンではA-B間の移動のみがサポートされていたのに対し、最大8つのキーポイントを設定できるようになった。
このシステムは、主電源または外部USB-Cから電源を供給することができる。さらに、同社は、スライダー、ジンバル、カメラを単一の電源から給電するための独自の外部パワーグリップ(オプション)を開発した。
価格と発売時期
iFootage Shark Slider Nano 2は、2024年11月頃に発売予定。価格は44cmモデルが649ドルから、長尺モデルが749ドルから。最後に、オプションのバッテリーは199ドルとなっている。
iFootageの詳細については、こちらの同社のウェブサイトををご覧下さい。