BLAZARは、フルサイズカメラ用に作られた4種類のアナモフィックレンズのセットであるCATOシリーズを発表した。このシリーズはコンスタントな2倍のアナモフィックスクイーズ比を提供し、市場最軽量の2倍フルフレームアナモフィックレンズながら、ラージフォーマットをカバーする。40mm T2、55mm T2、85mm T2.8、125mm T4の4つの焦点距離がセットになっている。
2023年に1.5倍スクイーズのRemusアナモフィックレンズセットを発表し、9月にそのセットに3種類の新しいレンズを加えた後、NAB2024でCATOシリーズのフルフレームアナモフィックレンズを初公開した。BLAZARによると、展示されたプロトタイプには変更が加えられており、フロント径が85mmに統一され、ギア配置、フィルター径が82mmに再設計されている。
特徴
BLAZAR CATOシリーズは、Remusレンズセットと多くの特徴を共有しており、特にクラシックなアナモフィックレンズの美しさを実現している。しかし、Remusレンズが1.5倍のスクイーズファクターなのに対し、CATOレンズは2倍のスクイーズファクターとなっている。もう一つの違いは、全てのCATOレンズがニュートラルシルバーフレアを採用しており、フレアが直接光源の色になることだ。もちろん、CATOシリーズはRemusとは異なる焦点距離だが、どちらのレンズも樽型歪曲収差を使用している。
CATOレンズセットの重量は898gsから1020g、サイズは110mmから134mmと小型軽量に設計されている（BLAZARは、これらのレンズは現時点で入手可能な2倍フルサイズアナモフィックレンズで最軽量であるとしている）。このため、ジンバルやハンドヘルドでの使用に理想的で、カウンターウェイト付きのRonin 4Dでも使用できる。すべての焦点距離でPLマウントまたはEFマウントが選択できる。
主な仕様
価格と発売時期
4本のBLAZAR CATOレンズセットの価格は$4,599となっている。単品では、55mm、85mm、125mmがそれぞれ1,299ドル、40mmが1,499ドルとなっている。CATOシリーズは現在予約受付中で、40mmを除く全てのレンズは11月から出荷が開始され、2025年2月に出荷される。BLAZARレンズの詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。
