ブラックマジック・デザインはVideo Assistのファームウェアバージョン3.17をリリースし 、5″と7″の12G HDRモデル向けにいくつかのアップデートを提供した。このアップデートは、Blackmagic RAWレコーディングのためのカメラ互換性の拡大、パフォーマンスの向上、安定性の問題への対処に重点を置いている。
また、バージョン3.17では、特に富士フイルムとパナソニックのカメラのユーザー向けに変更が導入されている。
バージョン3.17の主なアップデート
- 富士フイルムX-M5のBlackmagic RAWサポート:このアップデートにより、富士フイルムX-M5からのBlackmagic RAWレコーディングが可能になる。
- パナソニックLUMIX S5DのBlackmagic RAWサポート:パナソニックLUMIX S5DのユーザーもBlackmagic RAWで記録できるようになる。
- 一般的なパフォーマンスと安定性の向上: このファームウェアには、Video Assistデバイスのパフォーマンスと安定性を向上させることを目的とした一般的な最適化が含まれている。
Blackmagic Video Assistアップデートの内容
ファームウェアアップデートに加え、インストーラーパッケージには、Blackmagic RAWワークフローを支援するツールがいくつか含まれている:
- Blackmagic RAW Player
- Blackmagic RAWスピードテスト
- Blackmagic RAW SDK
- Blackmagic RAWプラグイン
また、デバイスの設定に必要なBlackmagic Video Assist Setupツールも含まれている。
その他の注意事項
サードパーティのアプリケーションを使用しているユーザーにとって、アップデートパッケージにサードパーティのコードが含まれていることは注目に値する。
全体として、3.17ファームウェア・アップデート(ここから無料でダウンロード可能)は、特に富士フイルムとパナソニックLUMIXカメラのユーザーにとって実用的な改善をもたらすが、この種のアップデートで一般的なパフォーマンスと安定性の向上が主な利点となるだろう。画期的なものではないが、信頼性の高い操作のためには有用なアップデートだ。