2010年に設立されたRhino Camera Gearは、リーズナブルな価格でプロ仕様のカメラアクセサリーを提供してきた。主に カメラ スライダーとカメラケーブルで知られているが、Kyle Hartによって設立されたワシントンに拠点を置く同社は、その歴史を閉じた。同社の公式ウェブサイトにはわずかな段落しか掲載されていないが、同社が今後どのような活動に移るにせよ、成功を祈る。
上記の通り、Rhino Camera Gearの公式ウェブサイトには現在以下のメッセージが表示されている:
Rhino Camera Gearは閉店しました。すでに修理のご依頼をいただいている場合は、2~4週間以内に対応させていただきます。製品のサポートが必要な場合は、お近くのRhinoディーラーにご連絡ください。オンラインストア、Eメール、お電話でのお問い合わせは受け付けておりません。ご不便をおかけして申し訳ございません。
今後の対応
公式発表や閉鎖に至る経緯がないため、同社が閉鎖する理由については推測するしかない。しかし、明らかなのは、同社は今後、ウェブサイトを通じた返品や修理のサポートや受付を一切行わないということだ。Rhinoの製品はB&Hやその他の正規販売店でまだ購入可能だが、この記事を掲載した時点ではまだ価格は下がっていない。また、サポートが打ち切られたことを考えると、今後のRhinoの販売がどの程度成功するかはわからない。
モーション・コントロールの遺産
モーションコントロールやカメラスライダーシステムでKesslerなどと肩を並べるRhinoは、同様の製品の遺産を残している。EVOスライダーシステム(英語)は、2015年のKickstarterキャンペーンを皮切りに大成功を収めた。同社のARC II 4軸ロボットカメラアシスタントは、5年が経過したところだった。前述したように、Rhinoの製品はまだ入手可能だが、同社のアプリが引き続き実行されるか、アップデートを受けられるかは不明だ。
スライダーが10年前よりも普及し、安価になったということだろうか。当時、500ドル以下のカメラスライダーを見つけることはできなかった。しかし今では、グーグルやアマゾンで検索すれば100ドル以下で手に入る。DJIやInsta 360など、多くのカメラ会社がカメラのスタビライザーをハードウェアに組み込んでいる。
おそらくスライダーは、もはやニッチの存在となりつつあるのだろう。多くの企業がそうであるように、需要がある限り供給は続くが、需要が無くなれば撤退する。意欲的な映像クリエイターにもプロの映画制作者にも、高品質の製品を提供してくれたことを感謝する。