BLAZARはAPEX 1.33X 50mmオートフォーカスアナモフィックレンズ(Eマウント)のファームウェアアップデートをリリースした。
レンズメーカーのBLAZARによると、APEXはオートフォーカスを搭載した世界初のアナモフィックレンズだ。9月のIBC2024で発表された最初の2本のレンズは、35mm T1.8 1.33Xと50mm T1.8 1.33Xだ。BLAZARはこれらの新しいレンズでCineD AwardのBest Lens Innovationを受賞した。予約注文可能な最初のレンズは50mmとなっている。
ファームウェアアップデートV2.0.2の詳細
Eマウントカメラ用のファームウェアアップデートV2.0.2は、一部のソニーカメラに対応している。さらに、BLAZAR APEX 1.33X T1.8 50mm AFの全体的なパフォーマンスを向上を図っている。
- このファームウェアは、FX3を含むソニーのフルフレームカメラとの互換性の問題を解決する。
- オートフォーカス性能が強化され、スピードと精度が向上し、よりスムーズな操作が可能。
- フォーカスモーターのノイズを低減。
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BLAZAR APEX 1.33X AFアナモフィックレンズの特徴
APEX 1.33X AFアナモフィックレンズの主な機能は以下の通り。
- 1.33倍絞り。
- 高速、スムーズ、静かなオートフォーカスとリアルタイムで正確な追尾、さらに高度な視線追尾。
- 180度のフォーカス回転角度と73.5度の絞り回転角度。
- 0.65mのクローズフォーカス。
- 0.8フォーカスリング、フロント径80mm、77mm*0.75フィルターネジ。
- AF/MFフォーカススイッチ。
- S35センサーをカバーし、APS-Cもサポートする。注:オープンゲートはサポートしていない。
- 最初の焦点距離は35mmと50mmで、どちらもT1.8と高速。
- クラシックでナチュラルかつ繊細なシルバーフレアと、樽型歪曲収差によるヴィンテージ感が特徴。
- 対応マウントはE、Z、RF、L。
アナモフィックレンズの使用には時間と忍耐と技術が必要で、科学であると同時に芸術でもある。これが、オートフォーカス付きAPEXレンズがユーザーにとって魅力的な理由の1つでだろう。レンズ制御システムのようなハードウェアを追加する必要ない。レンズにはAF/MFスイッチがあり、マニュアルでも操作できる。
BLAZAR APEXアナモルフィックAFレンズとFX30で撮影したレビューはこちら。
価格と発売時期
BLAZAR APEX 50mm 1.33X T1.8 AFの価格は899ドル。APEXラインの1.33Xアナモフィックレンズについては、BLAZARのサイトをご覧ください。