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DZOFILMがX-Tract プローブズームレンズシリーズを発表

DZOFILMがX-Tract プローブズームレンズシリーズを発表

DZOFILMは、X-Tractと呼ばれる初のマクロ撮影用プローブレンズを発表した。この18-28mm T8広角プローブズームレンズは、フルフレームをカバーし、最大撮影倍率は2.1:1、レンズ前面からの最短撮影距離は6mm、IP57等級などを実現している。

DZOFILMのシネマレンズのラインアップは、現在ではスーパー35(Pictor Tango)およびビスタビジョン(Cattaと Catta ACE)ズーム、コンパクトでヴィンテージ風のプライム(Vespid/VespidRetro/Arles )、S35PAVO 2xアナモフィックセット、さらにはGnosis VV Macroシリーズと、多岐にわたっている。

そして今回、同社は広角プローブレンズを新たに発表した。このタイプのレンズは、狭い場所での広角マクロ撮影が可能なため、映像制作の世界ではますます人気が高まっている。

DZOFILM X-Tract probe zoom lens
DZOFILM X-Tract probe zoom lens. Image credit: DZOFILM

DZOFILM X-Tractプローブズームレンズの概要

有名なLaowa Pro2beをはじめとする他のプローブレンズが固定焦点距離であるのに対し、今回発表されたDZOFILM X-Tractは18mmから28mmまでの広角パーフォーカルズームとなっている。絞りはT8一定で、10枚羽根の設計となっている。このレンズはPLマウントのみで、イメージサークルは43.2mmとなっており、フルサイズセンサーに対応している。

DZOFILMは、X-Tractズームの最大撮影倍率は2.1:1であり、前玉から6mmまでフォーカスを合わせることができるとしている。鏡筒の長さが41.5cmであることから、レンズの最短撮影距離はセンサー面から0.47mとなる。

DZOFILM X-Tract probe zoom lens
DZOFILM X-Tract probe zoom lens. Image credit: DZOFILM

レンズ構成

DZOFILMのプローブズームレンズのレンズ構成は、18群25枚で構成されている。その中には、7枚の高屈折率(HRI)レンズと6枚の超低分散(ED)レンズが含まれており、シャープでクリーンな画像を提供する。DZOFILMによると、色収差とフォーカスブリージングは最小限に抑えられており、24mmでほぼゼロに近い歪曲収差を実現している。

レンズ鏡筒はアルミニウム製で、フォーカス、アイリス、ズームにM0.8ピッチのギアを採用している。また、IP57の等級を持ち、埃や水からレンズを部分的に保護する。レンズの重量は1.09kgだが、重量のほとんどはレンズの後方側に位置しているため、カメラサポートやモーションコントロールシステムでのプローブのバランスが取りやすくなっている。

DZOFILM X-Tract probe zoom lens specs
DZOFILM X-Tract probe zoom lens specs. Image credit: DZOFILM

価格と発売時期

DZOFILM X-Tractプローブズームレンズは、3,499ドルで発売中。レンズには、キャリングケース、サポートブラケット、UVフィルター、ドライバー、3つのO型クランプが付属する。

詳細はDZOFILMのウェブサイトをご覧ください。

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