富士フイルムGFX ETERNAカメラ最新情報
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富士フイルムのジョン・ブラックウッド氏とのビデオインタビューにより、今後発売予定のGFX ETERNAには、電子NDフィルターシステムやホットスワップ用のNP-W235バッテリーが内蔵され、CFexpress Type BとSDメディアの両方がサポートされることがわかった。また、TASCAM XLRユニットとFrame.ioからクラウド技術へのサポートも提供される。
富士フイルムの新型ボックス型シネマカメラ「GFX ETERNA」は現在も開発中だ。今年のラスベガスで開催されたNAB2025で、我々は富士フイルムチームと会い、プロジェクトに関する最新情報を入手した。
これまでの情報
この興味深いカメラの開発に関するこれまでの情報は、2025年2月にCP+トレードショーの時だった。横浜で富士フイルムはCineDに、このカメラには以下の機能が搭載されると語っている。
- デュアルネイティブISO 800と3200
- 4Kオープンゲートモード(4:3センサー全体)
- 5インチのタッチスクリーンモニターがカメラに付属する
- センサーの読み出し速度はGFX100 IIとほぼ同様で、4K 16:9では約15msとなる
NAB2025での新情報

2025年4月のNABショーで、同社が明らかにした内容は以下の通り。
- 可変電子NDフィルターシステム – ND濃度はND0.6~ND2.1(0.1刻み)の2~7ストップが計画されている。フィルターは機械的にフレーム内に出し入れされ、その後、濃度は電子的に制御される(これはソニーのFX6 NDシステムと同じ)。
- 外部電源サポートに加え、内蔵NP-W235バッテリーとの互換性。これにより、外部バッテリーのホットスワップが可能になる。NP-W235バッテリーは、外部電源を介して自動的に充電される。
- 内蔵メモリーカードのサポート – CF Express Type BおよびSDメディア
- カメラ本体には、スクラッチ音用の内蔵マイクと3.5mmジャックのオーディオ入力が1つ装備されている。さらに、TASCAM XLRマイクアダプターアクセサリーと互換性があり、XLRなどの拡張オーディオ入力にも対応している。
- Adobe Frame.ioカメラをクラウドでサポート。内蔵ネットワークインターフェース(WiFiまたはイーサネット)を利用してインターネットに接続し、Frame.ioプロジェクトに認証を行い、ファイルを安全に中央の場所にアップロードして即座にアクセスできる。
- 最後に、GFX ETERNAにはオートフォーカスが搭載されることが分かった。ジョン氏は、既存のGFXカメラと同等の性能になるはずだと語った。

価格と発売時期
富士フイルムがカメラの価格と発売時期については、カメラが今年中に正式に発売されるということ以外、現時点ではまだ情報が無い。