オリンパスに聞く - OM-D E-M1 MarkIIの強み
先日オリンパスOM-D E-M1 MarkIIの発表をお伝えしたが、今回はオリンパスにインタビューを行い、その強みを語ってもらった。4Kビデオが高画質で撮れるのはもちろんだが、強力な手振れ補正はこのカメラのもう一つの大きな特徴だ。
OM-D E-M1 MK IIの概要
それでは、もう一度主な特徴を見てみよう。
- 20メガピクセルマイクロフォーサーズLive MOSセンサー
- UHD 4K/30pとDCI デジタルシネマ規格(4096×2160)4K/24p
- 3.0インチタッチスクリーンモニター
- 121ポイントデュアルオートフォーカス
- Pre-Record機能
- 5軸手振れ補正
- デュアルSDカードスロット(UHS II)
- 優れた耐候性(防塵、防滴、防寒)
このカメラの大きな特徴のひとつが強力な手振れ機能。オリンパスも次のように言っている。
多大な予算を組まなくても安定したカメラワークができる、新しい選択肢。
これが本当なら、極めて画期的で、これまでの常識が変わるだろう。手振れ機能が搭載されたオリンパスのレンズを組み合わせると、更に安定感が得られそうだ。即ち、ジンバルにも劣らない手振れ補正が期待できると言うことだ。ただ、発表資料やプロモーションビデオには、手振れ補正に関してはそこまでの記述はなく、どちらかというと耐候性が強調されている。今後の動向に注目したい。
さて、4K撮影は、もちろんもう一つの大きな特徴のひとつだ。ただ、こちらに関しては、既に多くのライバルが2世代、3世代目の時代になっており、初搭載のオリンパスには出遅れ感が否めない。しかし、先の手振れ補正機能を武器にすれば、今後の巻き返しは十分可能だろう。
なお、4K収録時のデータレートは237Mbpsで、ソニーのα7SIIやパナソニックのGH4が100Mbps程度であることから比べると、かなりハイレートになっている。コーデックに関する情報が無いので何ともわからないが、このハイレートが純粋に高画質に貢献するのか、あるいは、コーデックの効率によるものなのか、いずれにしても記録メディアには気を使う必要があるだろう。
価格と発売時期
今回の発表は参考出品の扱いなので、発売時期や価格のアナウンスは無いが、早く手にしてみたいカメラのひとつであることは間違いない。
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