パナソニックはNAB 2017で、POVタイプの新しいアクションカメラを発表した。この製品はカメラ部のAG-UCK20GJとレコーダー部のAG-UMR20の2つの部分で構成される。
AG-UCK20GJカメラヘッド
AG-UCK20GJコンパクトカメラヘッドは極めて小さいため、狭いスペースで高画質な映像を撮ることができる。AG-UMR20ポータブルレコーダーと組み合わせ、これを記録することも可能。
AG-UCK20GJカメラヘッドは、29.97 fpsのUHD 4Kビデオをステレオオーディオとともに撮影することができる。映像を記録するには、AG-UMR20ポータブルレコーダーが必要で、ビデオ、オーディオの記録とともに、コントロール信号を伝送するマルチピンケーブルを使用している。
レンズは20倍ズームで、29.5mm相当の視野があり、振動を防ぐためにスタビライザーが内蔵されている。また、NDフィルタとオートフォーカスも搭載されている。小型のカメラヘッドながら、充実した機能を備えているのが特徴だ。
AG-UMR20ポータブルレコーダー
AG-UMR20ポータブルレコーダーは、SDXCカードにHDおよびUHD 4Kビデオを記録することができる。2つのSDカードスロットがあり、リレー録画とバックアップ録画が可能。このユニットは、AG-UCK20GJカメラヘッドのコントローラーとしても機能し、SDI、HDMI、USB、イーサネットなどのビデオ入出力を持っている。モニター、ビデオスイッチャー、FTPサーバー、コンピューターなどのさまざまなスタジオ機器にこのコントロールユニットを接続することができまるのだ。
AG-VBRおよびVW-VBDバッテリーは、このカメラヘッドとレコーダーに電源を供給する。外部SDIビデオソースをAG-UMR20に接続して、フィールドでバックアップ用レコーダーとしても使用できる。
ただ、カメラは思ったほど小さくなく、かなり狭い隙間などに入れることはできない。
これらの製品は間もなく発売される予定。