ドイツの光学機器メーカーOpremaは、Biotar 75mm f1.5ヴィンテージレンズを復活させ、Kickstarterに登録している。
オリジナルのBiotar 75mmは、1930年代に東ドイツのJenaで生産されていた。プレミアムプライスだったにもかかわらず、特徴的な渦状のボケにより、多くの写真家に人気があった。
現在ではM42マウントのオリジナルレンズのコピーを手に入れることができるが、かなり高価だ。さて、Meyer Optik glassの経営者Stefan Immes氏は、KickstarterにBiotar 75mmのキャンペーンを登録した。下記のプロモーションビデオをご覧いただきたい
Oprema Biotar 75mmのKickstarterキャンペーンは、元来の75,000ドルの目標を大幅に上回る544,000ドル以上を集めて大成功となった。
Opremaは、Biotar 75mm f1.5の生産のため、日本のレンズメーカートキナと協力している。この新製品は、オリジナルの光学特性を維持しながら、現代のカメラとの互換性を可能にしており、キヤノン、ニコン、ソニーE、ライカM(レンジファインダーカップリング対応)、富士フイルムX、M42、ペンタックスKの各マウントが用意される。
技術仕様
- 焦点距離:75mm
- 絞り:f1.5-f16
- 4群6枚レンズ構成
- 絞り羽根:15枚
- 視野角:+/- 19°
- 最短合焦距離:0.8m
- フィルター径:58mm
- 寸法:65mm x 80mm
- 重量:520g
Oprema Biotar 75mm f1.5は、光学的な完成度というよりも被写体の表現を重視したレンズだ。低照度下での動画の画質については、以下のビデオをご覧いただきたい。
Oprema Biotar 75mmは現在製造に向けて準備中であり、2018年1月に出荷、6月には世界的に発売される予定だ。 Opremaはまた、Biotar 58mm f2の復活も計画しており、今後が楽しみだ。