アップルはiPhone 8とiPhone X(「ten」と発音する)を発表したが、このスマートフォンに搭載される4KカメラはHEVC(H.265)コーデックを採用しFHDで240fps、UHD4Kで60fpsを記録できる。
アップルのTim Cook CEOはCupertinoにあるアップル本社で、iPhoneのフラグシップとなるiPhone X は2436 x 1125のSuper Retina OLEDディスプレイを搭載し、Dolby Vision やHDR10をサポートすると発表した。以下はiPhone XとiPhone 8のビデオ仕様。
iPhone 8、8 Plus、Xのビデオ機能
- 24fps、30fps、60fpsの4Kビデオ記録
- 30 fpsまたは60 fpsでの1080p HDビデオ記録
- 30 fpsでの720p HDビデオ記録
- 120 fpsまたは240 fpsでの1080pのスローモーション機能
- ビデオ対応光学式手ブレ補正
- 光学ズームと6倍デジタルズーム(iPhone 8 Plusのみ)
- Quad-LED True Toneフラッシュ
- スタビライザー機能とタイムラプスビデオ
- 手振れ補正機能(1080pおよび720p)
- ビデオ用の連続オートフォーカス
- 顔の認識
- ノイズリダクション機能
- 4Kビデオを録画しながら8メガピクセルの静止画を撮影可能
- 再生ズーム
- 動画に位置情報を記録可能
- HEVCおよびH.264採用
OLED HDRディスプレイが搭載されたのは良かったが、残念ながら10ビットでの記録はサポートされていない。また、4Kの60pで撮影できるが、ディスプレイは2436×1125の解像度しか持たない。しかし、スマートフォン市場でのこの新製品の登場と、4K HDR Apple TVの発表は、カメラやテレビのメーカーにも少なからず影響を与えるだろう。
iPhone Xの記録容量は64GBあるいは256GBで、価格は64GBモデルが112,800円、256GBモデルが129,800円だ。 iPhone Xは10月27日から予約注文可能で、11月3日に出荷予定。 4.7インチディスプレイを持つiPhone 8は78,800円、5.5インチディスプレイのiPhone 8 Plusは89,800円で9月15日から予約注文ができ、9月22日の出荷予定となっている。
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