多くの噂が飛び交っていたが、GoPro HERO6がいよいよ発表された。アクションカメラの元祖が世に送り出す最新作だ。HERO6 Blackは、4K/60fps、2.7K/120fps、FHD/240fpsを実現している。これにより、美しいスローモーションがアクションカムでも撮れるようになる。
GoPro HERO6
GoProによれば、新しいカスタムGP1プロセッサーが搭載されており、これは2倍のビデオフレームレートを達成し、画質の改善、ダイナミックレンジの拡大、低照度特性の向上を実現している。また手振れ補正機能も劇的に改善されている。
GP1プロセッサーはまた、ビジュアルシーンとセンサーデータを分析し、QuikStoriesを改善している。 QuikStoriesはストーリーを自動的に作成してアップロードし、視聴者と共有することができるアプリ。 GoProによると、HERO6とQuikStoriesのWi-Fi接続を最適化することにより3倍速くなったとしている。即ち、映像がカメラからスマートフォンに瞬時に転送され、QuikStoriesは即座にビデオを自動的に作成する。
GoPro HERO6の主な特長
- GoPro独自設計のGP1プロセッサを搭載
- 4K/60p、2.7K/120p、FHD/240p記録に対応
- QuikStories との接続
- 進化した手振れ補正機能
- 新しくなったタッチズーム
- 5GHz Wi-Fiで3倍速くなった転送速度
- 10mまでの防水
- GoPro Karmaに既存のGoProマウントで取り付け可能
- 改善されたダイナミックレンジと低照度特性
- RAWおよびHDR Photoモード
- 10ヶ国語による音声制御
- GPS、加速度計、ジャイロスコープ搭載
- WiFi + Bluetooth
GoProはまた同社のドローンKarmaの改良を発表した。改良点はHERO6 Black互換で、以下の項目。
- 2つの新しい自動ショットパス:「Follow」と「Watch」
- Follow:GPSにより、フレーミングを自動的にフォローしながら、Karmaコントローラでコントロール可能。
- Watch:フレーミングを保持してホバリング
- Cable Cam:最大10個のウェイポイントを設定
- ルックアップチルト:上方のチルトが可能
Karmaのユーザーは、ファームウェアアップデートで新しい機能を導入することができる。
GoPro FUSION
FUSIONは、4月に発表されたGoProの最初の一般消費者向け360°カメラだが、新たに詳細が発表された。
- 5.2K/30pおよび3K/60pの全天球映像
- 18メガピクセルの全天球写真
- GoPro App互換性
- OverCapture機能で、360°の映像から通常のビデオ映像を作成できる
- 高度な手振れ補正機能
- 360°オーディオ
- 5mまでの防水機能
- タイムラプスビデオ+写真、ナイトラプスモードおよびバーストモード
- ほとんどのGoProマウントとの互換性
- フュージョングリップマウントを同梱
- 10ヶ国語による音声制御
- GPS、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス搭載
- WiFi + Bluetooth
GoProの “Overcapture”ソフトウェアは、360°ビデオを見たり、編集することができ、360°ショットを通常の16:9ショットにリファインすることもできる。ただ、Insta360(記事はこちら)のような競合製品はすでに同様の機能を搭載し、出荷されている。
その他の新製品
- Shorty:究極の小型三脚で、あらゆるアクティビティに最適。
- The Handler:クイックリリース機能を備えた最新のフローティングハンドグリップ。
- Bite Mount + Floaty:フロートを備えた多目的バイトマウント
価格と発売時期
GoPro HERO6はフジヤエービックで59,000 円(税込)で取り扱い中。
フジヤエービックのショップサイト