シグマがソニーEマウント用ARTレンズを発表
シグマはCP+で3本のレンズを発表した。これらのうち2本はソニーEマウントに始めて対応している。更に従来のARTレンズもEマウントに対応する。これらについてシグマの山木社長にお話を伺った。
シグマのARTブランドレンズは、優れた光学性能と高品質により非常に人気がある。しかし、これらのレンズはキヤノン、ニコン、ソニーA、シグマの各マウントに対応していたが、ソニーEマウントには対応していなかった。
ソニーEマウント用ARTレンズ
今までソニーのEマウントカメラにARTレンズを装着するにはアダプターが必要だった。 シグマからもキヤノンEFレンズをソニーのEマウントカメラに装着するアダプターMC-11が用意されていたが、カメラが持つすべての機能をサポートしているわけではなかった。例えば、連続AF(AF-C)や高速オートフォーカスは、 MC-11ではサポートされていなかった。
しかし今回、シグマはソニーEマウントにネイティブに対応する新しいラインナップを発表した。AF-C、カメラ内手ぶれ補正、およびカメラ内レンズ収差補正機能に対応している。シグマによれば、これらのネイティブなソニーEマウントレンズは、
オートフォーカス駆動を最適化し、データ伝送速度を最大限に高める新開発の制御アルゴリズムを装備している。
もはやアダプターは不要で、すべての機能に対応する。ソニーEマウントカメラのユーザーには朗報だ。
9本のEマウント対応ARTレンズ
ソニーE-mountレンズのラインナップはこの他に7本が予定されており、先の2本を含めて全部で以下の9本となる。
- 14mm f/1.8
- 20mm f/1.4
- 24mm f/1.4
- 35mm f/1.4
- 50mm f/1.4
- 70mm f/2.8 Macro
- 85mm f/1.4
- 105mm f/1.4
- 135mm f/1.8
70mm f/2.8 Macroと105mm f/1.4を除く7本のレンズは他のマウントで製品化されているが、順次Eマウントに対応する。これらのレンズはα7およびα9のフルフレームセンサー搭載カメラに対応している。
価格と発売時期
70mm f / 2.8マクロと105mm f / 1.4は今年初夏に発売予定で、価格は未定。他の7本のレンズはやはり初夏から順次発売される。
なお、シグマはマウント変換サービスも行っており、既に他のマウントのレンズを所有していて、Eマウントカメラに移行したい場合は、このサービスを利用することができる。
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