SKYBEAMが次世代のシネマプライムレンズを発表 - 小型軽量のsuper35mmレンズ
上のビデオは「字幕」ボタンで日本語字幕が表示されます。
フランスの新興メーカー、SKYBEAMは、小型軽量で明るいsuper35mmシネマプライムレンズセットを発表した。以下に詳しく紹介しよう。
新製品は大変小型に仕上がっているが、super35mmセンサーに対応したフル機能のシネマプライムレンズだ。これは同社の第2世代のレンズで、標準の0.8フォーカスギアを備えている。
SKYBEAM Digital Cinemaプライムレンズの概要
SKYBEAM Digital CinemaのCEO、Yan氏は映画監督でもある。氏は従来より様々なレンズを使ってきた経験を活かし、自らレンズを設計するという考えに至った。小型かつ軽量だが、画質に妥協しているわけではない。下はNAB 2018でYan氏がこのレンズについて語った概要。
撮影監督として、私は多くのシネマカメラやミラーレスカメラで撮影していました。高価で扱いにくい映画用レンズに多くのコストを費やしたことから、私はこのようなレンズに代わる製品を作ろうと考えました。徹底的な市場調査を経て、機動性が求められる撮影をはじめ、ジンバルやステディカムユーザー、そしてコンパクトな撮影機材で撮るユーザーにとって理想的なソリューションとして、シネパンケーキレンズのラインアップを完成させました。
第2世代のこれらのレンズは標準的な0.8フォーカスギアを備えているので、フォローフォーカスユニットと組み合わせて使用することができる。レンズは非常に小さいので、フォーカスリングを回す時すぐにフレームに手が入ってしまうため、フォーカスギアを使うほうが良いだろう。
25mm T2、35mm T1.8、50mm T2の3種類の焦点距離と、E、MFT、Fuji XFの3種類のマウントが選択できる。同社は今年後半にEFやPLバージョンも導入する予定。さらに、将来フルフレームを開発する可能性もある。
価格と発売時期
各レンズの価格は焦点距離、マウントにかかわらずどれも719ドルとなっている。出荷はまもなくの予定。今のところフランスのAmazonでしか購入できないようだ。
大きさはØ55.2×44.35×60mm、重さは25mmと35mmが225g、50mmが235g と軽量なため、ドローンやジンバル撮影に最適なレンズと言える。
links: skybeamdigital.com