パナソニックが海外でLumix FT7を発表した。4K撮影ができ、EVF内蔵で、堅牢性に優れた設計。衝撃に強く、防滴、防塵で寒さにも強く、高耐圧でもある。さらに、手のひらサイズというコンパクトさだ!
もしアウトドアでの撮影が多く、タフなカメラを探しているのであれば、ぜひパナソニックのLumix FT7を検討してみてほしい(正式型名は欧州ではLumix DC-FT7、アメリカではLumix DC-TS7)。とにかくこれは、非常にタフで、多機能なコンパクトカメラだ。
Lumix FT7の概要
時には埃の多いところや、ずぶ濡れになるような厳しい環境で撮影する場合がある。そうした撮影では、Lumix FT7コンパクトカメラは一見の価値がある。天気、ほこり、水といった問題に、ほとんど対応してくれる。さらには、4K撮影も可能だ。
3種類のカラーから選べるこのカメラは、もはやコンシューマー用以上のものだ。従来のカメラでは、業務用途でフル装備にしても、筐体が大きかったり、撮影環境が極寒、多湿、埃で撮れなかったショットが、この小型カメラでは撮れてしまうからだ。
Lumix FT7は、21.1メガピクセル(有効20.4メガピクセル)1/2.3型高感度MOSセンサーが内蔵されており、4K(3840×2160)が30p/25p/24p(100 Mbps)で撮影可能。また、full HD(1920×1080)では60p/50p/30p/25p(28 Mbps)で撮影が可能だ。動画はmp4で記録され、光学式手ぶれ補正機能が搭載されている。しかしこのカメラの本当のウリは堅牢性にある。下記のビデオを見てほしい。
Lumix FT7は水、寒さ、ホコリ、荷重、そして衝撃に対応する。水深31mでも使用でき、2mの高さから落としても問題ない。厳しい撮影環境にも心配することなく対応できる防塵性も兼ね備えており、-10°Cといった氷点下の気温でも耐えることができる。また、最大100kgまでの荷重にも割れることなく耐えられる。カバンの中に押し込んでも、その上にどんな機器を詰め込んでも問題ない。
専用のEVFが搭載されているので、フレーミングも容易だ。背面の3インチLCDディスプレイのみに頼る必要はない。EVF自体は特別高性能なものではないが(117万ドット、倍率は0.45倍)、明るい太陽光の元では、こうした小さなビューファーの方がLCDスクリーンよりも使い勝手が良い。
内蔵ズームレンズは4.9 – 22.8mm(35mm判換算で28-128mm、動画撮影だと35mm判換算で30-140mm)。絞り値はf/3.3 – f/5.9で、このような小さなカメラでは一般的な値だ。水中撮影も可能。
サイズは、116.7 x 76.1 x 37.3 mmで、重さはバッテリーとSDカードを入れて約320g。
価格と発売時期
現在、447.99ドルで予約ができる。発送までにそう時間はかからないようなので、このカメラでどこへでも行ける日は近い。
このカメラは映画撮影向きのカメラではないかもしれない。しかし、屋外での撮影や自然の中での撮影であるなら、この小さなカメラは非常に使いやすいだろう。クラッシュカメラ、水中撮影、もしくは人が行けない場所へのFXショットカメラとして使用されるかもしれない。そのような使い方でも、このカメラでは十分対応できるだろう。
Links: Panasonic UK (仕様もこちらで確認できる)