最新のMacBook Proは強力なマシンだが、接続性はあまり良くない。そこでラップトップにワークステーション並みの接続性を持たせるため、ハブを追加することをお勧めしたい。 Sonnet Echo 11 Thunderbolt 3ドックは、そのような状況に最適のデバイスだ。
ドックをノートパソコンに接続することにより、モニター、ハードドライブ、イーサネットなど様々な周辺機器を接続することができる。ラップトップには1本のThunderboltケーブルのみが接続される。ラップトップを持ち出す時は、このケーブルを外すだけで良い。そして、外出から戻ったら、1本のケールを差し込むだけで全てがセットできる。Sonnet Echo 11 dockは、4系統のUSB3ポート、1系統のUSB3充電ポート、2系統のThunderbolt 3ポート、ギガビットイーサネットポート、HDMI 2.0ポート、コンボオーディオジャック、SDHCカードスロットなど、各種類のコネクタを装備している。
Sonnet Echo 11 Thunderbolt 3 dockの概要
Thunderbolt3のコネクタ(「computer」と表記されている)は最大87Wの電力を供給することができ、ラップトップにも給電できる。もちろんEcho 11は専用の電源を必要とするが、ラップトップには必要ない。
Echo 11は、Thunderbolt 3ポートかHDMI 2.0ポートのいずれかを使用して、1系統の5Kディスプレイ、あるいは最大2系統の4K(3840 x 2160)ディスプレイを接続できる。ディスプレイポートは内蔵されていないが、Thunderbolt 3とHDMIポートで接続できる。なお、ラップトップのGPUが1系統の5Kディスプレイや2系統の4Kディスプレイに対応できるかは別の話だ。
ラップトップがThunderbolt 3(40GB / s)ではなく、Thunderbolt 2(20GB / s)やThunderbolt 1(10GB / s)であっても、Echo 11を接続することができる。もちろんパフォーマンスは制限されるが、ラップトップを取り外すのに、幾つもの接続を取り外す必要はなくなる。
現在、このようなドックは数社から発売されている。
どのドックを選択すべきか?
完璧なドックはない。ユーザーのニーズと求める環境により、最適なドックは異なる。 Sonnet Echo 11は、Thunderbolt3対応ラップトップと自宅で使用するには最適なツールだ。しかし、外出する場合、一緒に持っていくとなると、Echo 11は適さない。そのような場合は、CalDigit Thunderbolt 3ミニドックなどのバス駆動できるドックが適している。
また、自分のニーズに合ったドックを見つけたとしても、将来ずっと使えるかと言うと、そうではない。特にアップルのノートパソコンでは、FireWireのようにすぐに使えなくなってしまう。USBタイプCコネクタはUSBプロトコルとThunderboltプロトコルの両方に対応しデファクトスタンダードと共通化しているため、もう少し寿命は長いかもしれない。
価格と発売時期
Sonnet Echo 11 Thunderbolt 3ドックの発売は8月末を予定しており、299ドルで予約販売もされている。安価ではないが、Sonnetは高品質のThunderbolt機器のメーカーとして定評があるので、多少高価な価格付けとなっているのかもしれない。他のメーカーでは、299ドルのCalDigit TS3 +ドックやOWCの 12ポートThunderbolt 3ドックが288ドルで発売されている。
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