パナソニックはLX100 IIを発表した。コンパクトな高集積マイクロフォーサーズセンサーを搭載し、多彩な機能と4Kビデオ録画機能も備えた固定ズームレンズカメラだ。
3年前パナソニックLX100をレビューした(記事はこちら:英語)が、このカメラの後継モデルLX100IIが発表された。レビューではビデオ機能に焦点をあてているが、今回も同様にビデオ機能を見てみよう。
ただ、今回はまだ発表の段階で、実物はまだ手中にないが、今後レビューも行いたい。
LX100 IIの概要
Let’s cover the most important aspects of the new Panasonic LX100 II.
LX100 IIは前作と同様、固定レンズを持つマイクロフォーサーズのコンパクトミラーレスカメラだ。しかし、LX100 IIの新しいセンサーの解像度は21.77メガピクセルに達し、4:3モードで17メガピクセルを実現している。高画素センサーにより、4:3、3:2、1:1、および16:9の静止画に十分な解像度が得られる。ただ、ビデオ撮影では選択したアスペクト比に関係なく、同じ視野になる必要があるが、これらの詳細はまだ確認されていない。
レンズは、24mm /(35mm相当では75mm)の焦点距離とf / 1.7-f / 2.8の絞り範囲を持ち、Leica DC Vario-Summilux固定レンズを搭載する。またレンズにはPower O.I.S.を装備し、強力な手ブレ補正機能を持つ。
3インチのリアLCDタッチスクリーンは、100%の視野を持ち、2764kドットライブビューファインダーは0.7倍。
また、USBでバッテリーの充電ができるようになったので、移動中にもバッテリーの充電が可能だ。
低照度特性とオートフォーカス
新しいセンサーは低ノイズで、ISO 25,600まで選択でき、優れた低照度性能を実現している。また最新のVenusエンジンにより、優れた発色と高品質の画像処理が可能となった。
ところでLX100のレビューで指摘された欠点の1つがオートフォーカスだったが、LX100 IIでは0.10秒の高速オートフォーカスを実現し、これを改善している。
4Kフォト機能
LX100 IIには4Kフォト機能が搭載されており、4K/30fpsのビデオから8メガピクセルの4K静止画を選択することができる。
クリエティビティ
ポストフォーカスとフォーカススタッキング機能が追加されたほか、花火や夜の風景撮影に使用できるライトコンポジションモードも追加された。ランダムノイズを加味した新しいモノクロ写真モードもある。正直言って、これらのことは後処理でコントロールするほうがやりやすいように思うが、必要に応じてカメラでも作り出せる。
まとめ
大まかに見たところではLX100 IIはLX100を遥かに凌駕しているように思われるが、レビュー時に詳しく報告したい。センサー全体の解像度の向上が4Kビデオにどのように影響するのか不明だが、先のLX100のレビューでは、モアレやローリングが報告されている。これらの問題が解決されていることを願いたい。