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キヤノンがXF705を発表 - 10ビット4:2:2で4K撮影

キヤノンがXF705を発表 - 10ビット4:2:2で4K撮影

キヤノンは、1インチセンサーを搭載した新ビデオカメラXF705を海外で発表した。4K/4:2:2/50p内部記録、HDR、などの機能を搭載し、新しいファイル形式でSDカードに記録する。 XF705は、同社独自のデュアルピクセルオートフォーカスや15倍固定ズームレンズを採用、キヤノンの新しいフラッグシップのハンディビデオカメラだ。

基本機能を継承

XF705は従来のXF405の基本機能を継承している。1インチCMOSセンサー、4K、50p / 60p、8.3-124.5mm(35mm換算:約25.5-382.5mm)/F2.8-4.5/15倍光学ズームレンズ、DIGIC DV6プロセッサーなどはXF405から変わりない。 デュアルピクセルAFも搭載されており、ハンドルには2系統のXLR入力とタッチパネルディスプレイがあり、ハンドルに収納することができる。更に、内蔵NDフィルターと2つのSDカードスロットがあり、同社のBPバッテリーを使用する。

新機能

XF705は4K/50p/10bit /4:2:2でSDカードに記録できるようになった。これは、XF-HEVCと名付けられたコーデックによって可能となっている。XF-HEVCはH.265圧縮を使用している。このフォーマットにより、XF405と同じプロセッサを使用しながら、高解像度、高ビットレート、高フレームレートでの処理を可能にした。 HDRワークフローにも適しており、ハイブリッドログガンマ(HLG)とPQベースのHDRワークフローどちらも使用できる。

XF705のレンズは、ズーム、アイリス、フォーカスの3つのコントロールリングが用意されている。また、右側にはズームレバーがあり、ハンドルでもズームコントロールできる。 なお、SDI出力は12Gにアップグレードされている。

新しいコーデックとソフトウェアは、SDI出力のアップグレードも含め、ワークフローを改善する。XF705はSDIからSDR出力しながら、同時にHDRで内部記録することができる。またネットワークを介してストリーミングすることも可能だ。

下は主な機能。(海外モデル)

  • 10bitト、4K 50p 4:2:2をSDカードへ内部記録
  • デュアルピクセルAF
  •  25.5mm-382.5mm、 F2.8 – 4.5,15倍のズームレンズ
  • XF-HEVCコーデック
  • 12G SDI出力
  • IPストリーミング
  • HDR(HLGまたはPQ)
  • SDRとHDRの同時出力/記録
  • 3つのコントロールリングを持つレンズ
  • 内部NDフィルター

キヤノンXF705は、主にENGやドキュメンタリーに向けたビデオカメラだ。入手したら、更に詳しい情報をレポートしたい。

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