Moment appのアップデートVer.3.5が発表され、本格的なビデオ撮影ができるようになった。新しく追加されたプロビデオ機能には、カラープロファイル(フラット、LOG)、波形モニター、RGBヒストグラム、より高いビットレート、オーディオモニタリングなどの新機能が搭載されている。現在のところiOS用のみだが、Android版も近くリリースされる予定。
スマートフォンで本格的な撮影ができるようになってきた。例えば、以前紹介したFILMiC Proのアプリも多くのプロビデオ機能を持っている。
Momentは、スマートフォン向けのレンズで知られているメーカーで、アナモフィックレンズもラインアップしている。また、同社はスマートフォンで本格的な写真とビデオが撮影できるアプリも用意しており、今回このアプリがアップデートされたので紹介しよう。
Momentのカメラアプリは今年の夏に発売された。まったく新しいといったものではないが、各機能がマニュアルでコントロールでき、安価で多機能なアプリとして主に写真ユーザーの間で人気があった。そして今回、同社はプロビデオ機能を搭載した最新バージョン3.5を発表した。以下は主な機能。
- 複数のカラープロファイル – デフォルト、フラット、およびLOGカラープロファイルから選択可能
- リアルタイム波形モニター:輝度をリアルタイムで表示
- ビデオRGBヒストグラム:映像の色、バランス、露出を表示
- 複数のビデオビットレート:標準、中(60Mbps)、および高(100Mbps)のビットレートが選択可能。
- デュアルチャンネルオーディオメーター:デュアルチャンネルのオーディオレベルをリアルタイムで表示
- NTSCおよびPALフレームレートの選択とそれらに適するシャッタースピードの選択
新機能により、スマートフォンで高品質のビデオ映像を撮影することができるようになる。MomentアプリはFILMiC Proアプリの手強い競争相手になるだろう。以下のプロモーションビデオで新機能が紹介されている。
Momentアプリのバージョン3.5は、現在のところiOS版しかないが、12月下旬までにAndroid版も登場する予定。ベーシックバージョンはiTunesで無料でダウンロードでき、プロ版は5ドルとなっている。