TVLogic工場見学記
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cinema5Dではメーカーの工場見学を通して、ユーザーに製品が作られる現場を紹介している。今回は韓国のTVLogicの本社にお邪魔した。同社はポストプロダクションやフィールドプロダクション、独立系映画制作者などに広く使われているフィールドモニターの大手メーカーだ。筆者はかねてからモニターの生産現場を視察したいと思っていたが、今回の訪問ではフレンドリーなスタッフに会え、素晴らしい機会だった。
TVLogicを訪れたのは11月の終盤。Inter BEE終了後、韓国へ飛んだのだ。以前より私はモニターの生産現場に興味があった。 TVLogicの皆さんは大変フレンドリーで、私を数日に渡って案内してくれた。是非、冒頭のビデオを見ていただきたい。
TVLogicは2002年に設立され、以来、業界でも有数のモニターメーカーとなった。同社のLCDモニターは高品質ではあったが、独立系の映画製作者や個人ユーザーに手の届かない価格帯だった。しかし、Charlie Shin氏のリーダーシップの下、同社は価格戦略を見直し、手頃な価格になりつつある。これはもちろん、競争により高品質なツールが手に入りやすくなることで、ユーザーにとって歓迎すべきことだ。もう一つの興味深い点は、映像ファイルのバックアップ機器で有名なNextoDI社の買収だ。TVLogicはNextoDiを次世代のものに進化させる計画を持っており、この成果は2019年第1四半期中に発表されるだろう。Charlie氏とNextoDi のLarry氏は、次期NextoDiのLCD画面はより大きく、明るいものとなるだろうと述べている。
TVLogicの従業員は約80人で、効率性と品質を維持している。今後は、生産コストを抑えるため、海外生産も視野にあるようだ。
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