AccsoonはCineEye 2Sを発売した。これはRED ControlアプリでスマートフォンからRED Komodoをワイヤレスコントロールできる。見通しの良い条件で、動作範囲は最大100mで、低遅延の制御とモニタリングができる。
先月、既存のHDMIポートにSDIビデオ入力を追加するCineEye2を強化した新しいCineEye2Sワイヤレスビデオトランスミッターが発売されたが、今回はRED KomodoにCineEye2Sの機能を有効にした。これにより、REDのワイヤレスカメラ制御アプリの選択肢が広がる。
CineEye 2SのRED Komodoワイヤレスコントロール
RED Controlアプリは、スマートフォンから、ISO、ホワイトバランス、シャッター角度、フレームレート、解像度などを設定できる。また、カメラからのライブビューも見ることができる。 RED Controlアプリは、Android(Google Playストアリンク)とiOS(App Storeリンク)で、無料で利用できる。
Komodo自体にもWiFi接続で安定した通信ができるアンテナがあるが、AccsoonはCineEye2Sワイヤレスビデオ送信機を使用してこれを拡張したと述べている。 これによりKomodoは、独自のWiFiネットワークだけでなく、CineEye2Sによる既存のネットワークに接続することもできる。
送信機をカメラに接続し、CineEye 2Sをワイヤレスアクセスポイント(AP)として構成することにより、到達範囲を最大100mまで拡張できる。 RED Controlアプリのコントロールとモニタリングが、最小限の遅延でシームレスに機能する。 なおAccsoonは、チュートリアルビデオを用意している。
CineEye 2Sは、RED Controlアプリを有効にするだけでなく、SDI信号を他のスマートデバイスにストリーミングできる。モニタリングのみが必要な場合は、ピンチトゥズーム、ユーザーが選択可能なLUT、ピーキング、偽色、波形、ヒストグラム、ブルーオンリーなど、多くの便利なモニタリングツールを提供するAccsoonGoアプリを使用できる。
主な仕様
- ビデオ入力:HDMI + SDI
- サポートされているビデオフォーマット:HDMI:1080p 23.98 / 24/25 / 29.97 / 30/50 / 59.94 / 60fps 1080i 59.94 / 60fps 720p 50 / 59.94 / 60fps 480p 59.94 / 60fps。 SDI:1080p 23.98 / 24/25 / 29.97 / 30/50 / 59.94 / 60fps
- オーディオ:44.1KHz / 48KHz 16ビット/ 24ビットPCM(HDMI経由)
- カメラ制御:可
- レイテンシー:<60ms(iOSシステム)
- OLED:1.3インチOLED
- ファームウェアアップデート:可(アプリ経由)
- アンテナ:2アンテナ
- チャネル:自動/手動、20チャネル(地域のRF法に依存)
- 送信電力:17〜20dBm
- 範囲:150メートル(見通しの良い条件で1つの送信機から1つのスマートフォンへ)
- 電源:ソニーNP-F550、NP-F750、NP-F970またはDC(7.4〜16.8V)入力
- 消費電力:4.0ワット(標準)
- 取り付け穴:1/4 ’’、ARRIスタイルの位置決め穴パターン
- 使用温度:0〜45℃
- 寸法:108mm×68.5mm×30mm
- 重量:213g
価格と発売時期
Accsoon CineEye 2Sワイヤレスビデオトランスミッターは現在アマゾンで、35,999円で入手可能。