アントンバウアーは、RED Komodo(シングルバッテリー)とソニー FX9(デュアルバッテリー)用の新しいマイクロバッテリーブラケットと、新しいマイクロバッテリー充電器、および26Vから14Vのアダプターを発表した。すべての新製品には、Vマウントとゴールドマウントの2つのバージョンが用意されている。
VitecGroupのグループカンパニーで、米国を拠点とするアントンバウアーは、映像制作業界では良く知られたメーカーだ。 2020年9月に、新しいバッテリーTiton Micro、Base、およびGO 90をリリースした。同社はまた、マイクロバッテリーブラケット(バッテリープレート)などの新製品を発表した。
マイクロバッテリーブラケット
2つの新しいマイクロバッテリーブラケット(バッテリープレート)が発売された。 1つはRED Komodo用で、もう1つはソニーFX9用に設計されたもの。どちらのモデルも、Vマウントバージョンとゴールドマウントバージョンを備えている。
RED Komodoバッテリーブラケットは、1個のマイクロゴールドマウントまたはマイクロVマウントバッテリーパックを使用してカメラに電力を供給することができる。ブラケットは、本体背面にある2つのCanon BPスロットを介してカメラに直接取り付けることができ、コンパクトに収まる。カメラへは、ブラケットに付属するLEMO接続ケーブルで給電する。また、アクセサリーに給電用の2系統のP-Tapコンセントもある。さまざまなニーズに合わせてバッテリーの位置を水平、垂直に変更できる。バッテリーブラケットの重量は208gで、寸法は96 x 83.30 x30.20mm。
FX9用のアントンバウアーデュアルマイクロブラケットは、名前が示すように、2つのマイクロバッテリーパックを収容できる。カスタム設計のアルミ製マウントは、カメラ上部の拡張ユニットコネクタに取り付けられ、マイクロVマウントまたはゴールドマウントバッテリーをカメラに直接マウントできる。ブラケットは、19.5V DCでカメラに電力を供給する。
クイックヒンジ設計により、カメラの内部BPUバッテリーコンパートメントへのアクセスの可能で、内部バッテリーと外部バッテリーをホットスワップすることができる。アクセサリーに電力を供給するための4系統のP-Tapポートもある。デジタルヒューズは電流を監視して、カメラと外部デバイスを保護する。ブラケットの重量は349gで、寸法は76.2 x 177.80 x44.40mm。
マイクロバッテリー充電器
アントンバウアーVM4およびGM4は、マイクロVマウントまたはゴールドマウントバッテリー用の新しいコンパクトな4ポジション充電器。充電器は、4個のマイクロバッテリー、または2個の通常サイズのVマウントまたはゴールドマウントのいずれかを充電できる。同社によると、アントンバウアーTitonマイクロ90(94Wh 10A)のようなリチウムイオンバッテリーは約3時間で充電できる。 XLR4出力は、充電時にACをDC(16.7VDC 4.5A)電力に変換するか、XLR入力しかないデバイスにバッテリー電力を供給するために使用できる。
充電器には、すべてのデバイスを常にモニターし、障害が検出された場合、または接続されたバッテリーが過電圧状態に達した場合に自動的に充電を停止するインテリジェントな安全技術が搭載されている。内蔵ファンもあり、充電器を冷却することにより最適な充電が可能。重量は1kg、寸法は235 x 57 x140mm。
ゴールドマウント+ 26V-14Vコンバーター
新しいコンバーターにより、アントンバウアー26Vゴールドマウントプラスバッテリーを、定格14Vのカメラ、ライト、およびアクセサリーで使用できる。他のすべての新製品と同様に、コンバーターには、Vマウントとゴールドマウントバッテリーマウント用の2つのバージョンがある。 2x P-Tapポートは、アクセサリーに電力を供給できる。このコンバーターには、デジタルリセット可能なヒューズや、ステータスインジケーターが搭載されている。
価格と発売時期
現在予約注文が可能。価格は次のように設定されている。
- RED Komodoバッテリーブラケット(Vマウント/ゴールドマウント)の価格は199.50ドル
- ソニーFX9デュアルマイクロブラケット(Vマウント/ゴールドマウント)の価格は427.50ドル
- VM4 / GM4 4ポジションバッテリー充電器(Vマウント/ゴールドマウント)の価格は約425ドル
- ゴールドマウント+ 26V-14Vコンバーター(Vマウント/ゴールドマウント)の価格は331.55ドル