Kickstarterプロジェクトは、通常、まだ完成していない製品に対する投資を集める場だが、今回は逆だ。Apodo Slider / Dollyはすでに完成しておりし、スペインで販売されている。キックスターターキャンペーンに登録した理由は、Apodoの世界展開だ。キャンペーンでは25%割り引いた価格で提供される。
Apodo Slider / Dollyはスライダー、スタンドアロンのドリー、折り畳みできるレールといったいくつかの部位から構成されており、コンパクトで汎用性が高く、リモートコントロールできる。さらに、リモートでも制御できるパンニング軸を搭載することができ、リモートは有線または無線どちらでも可能となっている。
Apodoスライダー/ドリーの概要
ところで、このデバイスは既に完成し、販売されており、単なるアイデアやプロトタイプではない。現在はスペインで販売されており、キックスターターキャンペーンにより、世界中に展開するのが目的だ。
Apodoスライダー/ドリーはリモートコントロールできるカメラドリーとレールシステムのハイブリッドシステムで、DSLRやミラーレスカメラを搭載することを想定しており、地面が平坦でない場合はレールシステムを使用できる。もちろん、インタビューなどでは三脚にマウントすることもできる。
詳細については、下のキャンペーンビデオを参照いただきたい。
https://www.kickstarter.com/projects/apodomove/apodo-slider-and-dolly-the-best-hybrid-camera-moti/
キャンペーンは開始されたばかりで、ほぼ1ヶ月間実行される。これまでに30,000ドルの資金調達目標の約10%が調達されている。選択肢は506ユーロから1.099ユーロまで10種類用意されており、用途に最適な組み合わせを選ぶことができる。手動、自動でのA-B間移動、タイムラプス、ストップモーション、さらには複数のポイントでの高度にプログラムされた動作など、多様なコントロールができる。
軌道に装備されているギアベルトは、垂直方向の動きを実現する。
主な仕様
ドリー
- 寸法:256mm x 195mm x 125mm
- 重量:2.5 kg
- 精密なホイール
- 0.01mmの移動精度の高精度ステッピングモーター
- パンニングモジュール
- 手動、自動、タイムラプス、ストップモーション、マルチポイントの5種類のコントロールモード
- 40段階のスピード
- 直線移動と円弧状の回転移動
- カメラ制御のためのトリガー接続ポート(タイムラプスモードとストップモーションモード用)
- 4.000 mAhのバッテリー搭載
レールシステム
- 折りたたみ可能
- 寸法:使用時120 cm、折りたたみ時65 cm
- 重量:1.5kg
- 3種類の固定方法:ベースサポート、調節可能な足、および三脚
- 垂直移動のためのギアベルト
同社はキックスターターキャンペーンを積極的に展開しており、既にアップデートがリリースされている。このアップデートでは、ワイヤレスコントロールが可能となっている。
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