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アップルが32台のiPhopneXRを使ったプロモーションビデオを制作

アップルが32台のiPhopneXRを使ったプロモーションビデオを制作

iPhone XRは優れたビデオカメラでもあり、このプロモーションのためアップルが32台のiPhone XRを使用した3D映像を制作した。

https://www.youtube.com/watch?v=mCLfFEv_XNw

 iPhone XRで撮影

アップルは「Shot on iPhone XR」広告キャンペーンを打ち出した。これは「Experiments II: Full Circle」というタイトルのビデオだ。このビデオの制作にあたっては、アップルの委託を受けたInciteの Donghoon Jun氏とJames Thornton氏のチームが担当し、リグにマウントされた32台のiPhone XRを使用して撮影している。

このビデオは非常に単純で、炎、スライム、水、ドライアイスなどを被写体にしている。この手法は特に新しいものではないが、スマートフォンで使用されるのは今回が初めてだろう。

iPhoneXRBulletTime_02

Picture from Apple’s Behind The Scenes

スマートフォンで「マトリックス」のような撮影

撮影にはBullet time rigという機材が使用されている。 この機材にカメラを円形に配置し、時間を止めた効果を生み出す。各カメラは円形のリグに沿って配置され、すべてのカメラが同時に同じシーンを撮影する。この効果とテクニックは映画「マトリックス:原題The Matrix」で用いられている。

このリグは特別なもので一般には販売されていない。このタイプの撮影の難しいところは、カメラの位置、カメラの制御プロトコル、そしてもちろんポストプロダクションのプロセスだ。そのため、InciteチームはPro Camera、ProCam 6、およびMomentの一連のアプリを使用した。iPhoneの同期は各テイクの始めにカチンコを使用してポストプロダクションで行われた。

下はメーキングビデオ。

https://www.youtube.com/watch?v=ggL3OdWaZxM

このビデオでは、スローモーションなどiPhoneの機能も使用されている。

なお、これは最初の“experiment”シリーズビデオではなく、iPhoneがリリースされる直前の9月にもDonghoon Jun氏とJames Thornton氏によって最初のものが制作されている。このときは、粘土やインクが使われた。こちらで見ることができる。

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