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Aputureが300d Mark IIとAputure Lanternを出荷開始

Aputureが300d Mark IIとAputure Lanternを出荷開始

NAB 2019で初公開された、Aputure 300d Mark IIがようやく出荷された。Mark IIバージョンは、新しい安定器、新しいケース、そして無線機能を装備しているが、更に前世代より20%明るくなっている。 300d Mark IIAputureを代表するライトで1メートルで8万ルクスという驚異的な明るさを持っている。

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Image credit: Aputure

300d Mark IIの主な機能

Aputureは、NAB 2019で多くの製品を発表した。これらの製品には、AL-MC、コンパクトなRGBパネル、そして独創的なAL-RCバルブといった小さな製品も含まれている。その一方で、WRGB 300 LEDパネルやLS 300d Mark IIなど、大出力の製品もある。

Aputure 300d Mark IIは、Aputure Light Stormシリーズライトのひとつで、2017年に発売されたオリジナルの300dの後継機。インディー映画制作者の間で大変好評を得た。下位モデルのAputure 120dは、1年前にすでにMark IIバージョンになっていたので、300d Mark IIのアップデートが待たれていた。

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Image credit: Aputure

この300d Mark IIの新機能はまず第一に、前のバージョンよりも20%明るいこと。 Aputure Fresnel 2Xと組み合わせると、1メートルで最大80,000ルクスの明るさを実現する。これは575 W HMIライトに近いものだ。

300d Mark IIは5500K(日光)のバランスのとれた光で、96+ CRIと97+ TLCIで優れた色精度を持っている。下はAputureによる測光結果。

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Aputure 300d Mark II Photometrics results. Image credit: Aputure

Fresnel 2Xを持っていない場合でも、300d Mark IIに55°のリフレクターが付属しているのでこれを使える。反射板の内部形状は、光の出力をさらに高めるために新しいコーティングで再設計された。

300d Mark IIの前面にはBowensマウントがあり、照明調整用器具を取り付けて素早く光を拡散したり整形できる。

従来の300dのヨークは、重いライトモディファイヤを取り付けると緩んでしまう可能性があった。その問題を解決するため、300d Mark IIでは120d Mark IIと同じヨークデザインを採用している。この新しいヨークは頑丈なストッパーが内蔵されているので、大規模なライトモディファイヤを装着しても心配ない。

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Image credit: Aputure

新しいコントロールボックス

従来の300dに対する問題点の1つは、ケーブルが煩雑になることだった。照明器具とコントロールユニットを接続するケーブルが1本、コントロールユニットを電源に接続するためにもう1本、そして電源とコンセントを接続する別のケーブルが1本あり、これらのケーブルをすべて接続する時間が無駄だった。しかし、300d Mark IIでは取扱説明書を読まなくても数秒で接続できる。

また、300dの電源はファンノイズが目立った。音声を収録する場合、これは問題だった。300d Mark IIでは、120d Mark IIと同様にバラスト/電源ユニットを再設計している。

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Image credit: Aputure

300d Mark IIでは、新しいアルミ製コントロールボックスが採用された。これはオールインワンで、ファンは120d II同様に本体に移動されているので静かだ。

300d Mark IIで必要なケーブルは、コントロールボックスを本体に接続するための3mのオス-メス5ピンXLR、およびコントロールボックスをコンセントに接続するための1本の6mNEUTRIK®ロッキングケーブルの2本だ。

また電源は2つのアントンバウアーまたはVマウントバッテリーでコントロールボックスとライトに電力を供給することができる。ライトの消費電力は340-350Wなので、バッテリーは少なくとも15アンペアを連続供給できる必要がある。また、バッテリーが1つの場合は、半分の出力でライトを使用できる。

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Image credit: Aputure

コントロールボックスを地面に置きたくない場合は、付属の軍用グレードのパラコードストラップを使用する。また、Aputureの新しいクイックリリースプレートとクランプシステムを使用して、ライトスタンドまたはスピードレールに直接取り付けることもできる。120d、120d Mark II、300dにも使えるよう、単体でも販売されている。

なお、4つの異なる減光曲線(線形、対数、指数関数、S曲線)を選択して、光量を100%から消灯まで減光できる。

コントロール機能

コントロールボックスを介してさまざまな方法でコントロールすることができる。

  • コントロールホイールで調光したり、メニュー操作が可能。
  • ワイヤレスアンテナがコントロールボックスに内蔵された。 FXトグルボタンを備えた新しい2.4GHz Aputureワイヤレスリモコンを使用できる。
  • ライトはDMX-512と互換性があり、どのDMXテーブルでも制御できる。
  • または、Bluetoothメッシュネットワークプロトコルを使用する新しいSidus Link Appを使用。

300d Mark IIはアプリで制御できる最初のAputure製品で、最大400メートルまで遠隔操作できる。またAppで複数の器具をリンクすることができるが、これはなかなか使い勝手が良い。 Sidus Linkアプリを使用すると、コントロールボックスのすべての機能にアクセスできる。また、スマートフォンやタブレットから、独自のプリセットを保存したり、照明効果を微調整することができる。更に、ファームウェアのアップデートをインストールする場合もこれを使用する。

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Image credit: Aputure

300d Mark IIの照明FXに関しては、コントロールボックスは、パパラッチ、花火、稲妻、切れかけの電球、テレビ、パルス、ストロボ、そして爆発の8つのFXを備えている。即座に照明FXを有効にするための新しい「トリガー」ボタンも用意された。

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The new Aputure 300d Mark II’s carrying case. Image credit: Aputure

キャリングケース

Aputureライトの良いところは、キャリングケースが付属していることだ。新しい300d Mark IIも例外ではなく、100kgまでを支えることができる柔らかい裏地を持つABSハニカム構造のケースが付属する。休憩する場合、ケースに腰掛けることもできる。

ケースの底部はスラッシュ防止材で覆われており内部の機材をしっかり保護する。

箱の中には、バッグ、バッグ用のストラップ、クイックリリースクランプ付きのコントロールボックス、300d Mark II本体、2本の電源ケーブル、リフレクター、バッテリー付きリモコンが同梱されている。

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The Aputure Lantern. Image credit: Aputure

Aputure Lantern

AputureはLight Stormシリーズ用に高品質Bowensマウントライティングモディファイアを用意している。たとえば、フレネル2X、バーンドア、ライトドーム、ライトドームミニなどが、同社は新たに照明モディファイアをリリースした。それがAputure Lanternだ。

Aputure Lanternはやわらかい光を作り出す。 Light Dome II / Light Dome Mini IIに使用されているのと同じタイプのクイックリリーススピードリングとロッドを採用しており、数秒でセットアップすることができる。 筆者もLight Dome Mini IIを使ったが、設定が簡単に瞬時に行えたのは印象的だった。

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Image credit: Aputure

Aputure Lanternは全方向性の調光ができ、単一の光源で柔らかく均一な光で部屋全体を照らすことができる。 26インチの球形設計で、270°のビーム角を持つ。

更に4セクションの調節可能な光制御スカートが付属しており、さらに細かく制御できる。

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The Aputure Lantern light control skirt. Image credit: Aputure

スカートにはマジックテープが付いており、任意の方向にスカートを取り付けることができる。スカートを上下に回転させて不要な光を遮断することも可能だ。

価格と出荷時期

Aputure 300d Mark IIは、ゴールドマウント、Vマウントどちらも1199ドルで、現在入手可能。 Aputure Lanternは、89ドルで、こちらも現在入手可能だ。

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