Aputure(アプチャー)はプロの映像制作に適したライトとして設計された新しいB7c電球(以前は「RC」と呼ばれていた)を発売した。撮影現場での照明がまた一段と簡単になる。筆者はいくつかのプロジェクトでAputureB7c電球を試してみたのでレポートする。
スタジオではない撮影現場に到着すると、照明チームと最初に行うことの1つは、既存の電球を交換することだ。時間が経つと電球は変質し、色温度も変化してしまう。以前は、CRIの高い一般消費者向け電球をいくつか用意し、それらを調光し、統一していた。
しかし電球間での差は、時間とともに変化し、調整には苦労する。
AputureのB7c電球は、の70ドルだが、プロで使用する場合の問題を解決し、オンセットの照明ワークフローにシームレスに導入できる。撮影現場ですべての電球をB7cに交換すると、簡単に制御でき、統一された光源を作り出すことができる。
上のショットはNerdist.com/2KGames向けにIDPしたデジタルブランドの作品。 B7cを使用するのはこれが初めてで、2つ使用したが、結果は良好だった。 カメラとレンズはCanon C300 MK II / C500MKIIおよびSigmaCinePrimesを使用している。
B7cは、業界の需要にうまく適合している。これは正方形ではない小さなライト(MCまたはAL-MXフィクスチャ)で、多くのシーンで使用できる。倉庫、空港、またはSF映画でも使用できる。 MCフィクスチャは1940年代の映画のルックを出せないが、たとえばB7cでは可能だ。
Asteraの新しい105ドルのNYX電球を超えるLED電球を見つけるのは難しいだろう。 Aputureはこれを明確に認識しており、AsteraのNYX電球とB7cの機能比較をまとめている。
上記のチャートで、B7cとNyxの明確な違いは、B7cの内部バッテリーと、Nyxにはわずかに大きな出力とより大きなケルビン範囲の利点がある。そB7cはわずかに広いビーム角とオンボード強度とCCT制御を持ち、価格は約$ 35安価だ。
内蔵バッテリーは1時間強持続し、クリエイティブなオプションを取り付けることができる。 B7cは、標準のE26またはE27ランプソケットをあり、100%で点灯すると、少し熱くなる傾向があるが、タングステンライトのようにやけどを負う心配はない。 ただしAputureは、熱によって充電時間が長くなる可能性があることを警告している。
出力に関しては、ここでは50Wの白熱電球と同等。またこれらのシーンで使用しているランプシェードの種類を覚えておくことも重要で、アート部門と緊密に連携して、ランプシェードのを明確にする必要がある。現場に行く前にこれをテストすることが重要だ。
どちらの電球が優れているかはユーザーの判断だが、Sidus Link Bluetooth接続を使用してAputureのシステムにすでに投資をしている場合、Nyx電球を使用するのは難しいだろう。同じことがAsteraにも当てはまる。しかしTitan器具がすでに多くある場合は、Nyx電球の方が、理にかなっているかもしれない。
Sidus LinkとAstraアプリの両方を使用した経験から言うと、個人的にはSiduslinkアプリの方が直感的だと思われる。 Asteraはまた、多くのライトに接続するために別に$ 400の CRMX送信機を購入する必要があるが、Nyx電球は、Bluetooth制御のみで良い。
現在、充電は家庭用ランプ用に制限されており、100%までの充電には電球あたり約2時間かかる。もちろん、これは理想的ではないが、Aputureは8灯の充電ケースを計画しており(上の写真)、来年に米国で699ドルで販売される予定。
まとめ
筆者の撮影では、B7cは有用な照明器具だ。B7c電球は新しい製品カテゴリーだが、既存のAputure器具との相性も良い。