ARRIアカデミーは、「ライティングシステムコントロール」講座の新しいコースを開始した。11部構成のコースで、DMX、Art-Net、sACN、コンソールなどについて解説する。時間は約2時間半。
ARRIアカデミー「ライティングシステムコントロール」講座
インストラクターはリチャード・カデナ氏が受け持つ。 ETCP認定のトレーナーで、30年以上の経験を持つ。カデナ氏は「自動照明:ムービングライトの芸術と科学」や「エンターテインメント電気技術者のための電気」などの本を著している。
これから映像撮影のためのライティング技術を学ぼうとしているなら、この11の「ライティングシステムコントロール」ビデオコースは良い教材だろう。以下はその内容。
- DMX: DMXは、照明効果の制御、ステージ、スタジオ、および照明の設定に一般的に使用されるデジタル通信ネットワーク用のプロトコル。ここではDMXの基本的なアプリケーションについて説明。
- DMXネットワークの構築:DMXユニバース、フィクスチャーパーソナリティなどの基本的な用語やツール、そしてDMXネットワークを構築する方法を解説する。
- DMXネットワークのトラブルシューティング:DMXネットワークの設定とトラブルシューティングについて解説。
- RDM:最新の照明器具には、リモート機能があり、遠隔操作で設定を調整できます。このレッスンでは、RDMプロトコルを使用してライティングをコントロールする方法を解説する。
- ワイヤレスDMX:ワイヤレスシステムを設定するための方法と問題点を解説。
- イーサネットベースのネットワーキングの概要:ライブイベント、放送スタジオ、大きな映画セットには、DMXの大きな照明システムが必要となる。これらの照明システムのイーサネットコントロールを解説。
- イーサネットベースのネットワークのテスト:PINGコマンドとIPCONFIGコマンド: PINGコマンドとIPCONFIGコマンドのライブデモに沿って、イーサネットベースのネットワークのテストとトラブルシューティングを行う方法を解説。
- Art-Net:オープンイーサネットプロトコルの1つであるArt-Netについて詳しく解説する。
- sACN:ArtNetとストリーミングACNの違い、および適切なプロトコルを選択する方法を解説。
- コンソール:コンソールの種類、ソフトウェア、およびコンソールプログラミングの基本と、照明デザインの作成を解説。
- ARRI LEDエコシステム:ARRIのシステムエンジニアであるPatrick Schulze氏が、ソフトウェア、ハードウェア、通信、制御の4つの要素で構成されるARRI LEDエコシステムを紹介する。 SkyPanelおよびLシリーズのソフトウェア、ワイヤレスDMXシステムSkyLink、iOSおよびAndroid用の制御アプリ、Stellarについて解説する。
無料で、いますぐ受講可能
ARRI AcademyのWebサイト(こちら)で、ライティングシステムコントロールコース全てを無料で視聴できる。ただし、すべて英語。