ARRIは、ロンドンで開催されているBSC Expoで、4KシネマカメラALEXA LFを発表した。 ALEXA LFは、新しいLPLレンズマウントを採用したラージセンサーカメラだ。
とうとうARRIから、「真の4K」(3.4Kを拡張しない)カメラが発表された。
この記事では、BSCでのARRIへのインタビューに基づいて作成している。
4.5Kの解像度を持つARRI LF
ALEXA LFは4448×3096の解像度で最大150fpsの映像を記録するが、これは従来のARRIカメラと同様、Apple ProResあるいはARRI RAWで記録する。
「ALEXA LFはフルフレームよりわずかに大きなセンサーを搭載しており、ARRIの最高の画質でネイティブ4Kを記録します。映画制作者の方々には、自然な発色や肌の色に満足いただけると思います。またHDRやWCGのワークフローにも対応しています。」
新しいレンズマウントであるLPLも注目点だ。 ARRIは、より広い直径とより短いフランジ長で、小型軽量化を図ったフルフレームレンズを提供するようだ。
なお、LPLレンズマウントは、アダプターによりPLと互換性がある。Super35mmを含め、全てのPLレンズに対応できる。(映像がクロップされる可能性はある。)
ARRIプライムレンズ
フルフレームレンズも同時に商品化される予定だ。そのうち16本が12〜280mm/T1.8をカバーする。
35mm、47mm、75mm、125mm の4本がまず発表され、2018年6月初旬に出荷される予定。カメラ自体は3月末の出荷予定だ。
なお、今月出荷が開始されるソニーのフルフレームシネマカメラVENICEとの比較もも大変興味深い。
基本価格は76,608ユーロからだが、これを高価だと思う人は、おそらくこのカメラのユーザーとしては対象外だろう。