ARRIは、ALEXA Mini LF用の新しいアップデートをリリースした。新しいSUP 7.3(ソフトウェアアップデートパッケージ)は、コントロールとインターフェースの改善に焦点を当てている。
ARRIがALEXA Mini LFを発表したとき、ALEXA LFのセンサーをALEXA Miniのボディに搭載したカメラが誕生した。ALEXA Miniはすぐに、その姉妹機で撮影された作品のための完璧なBカムとなった。ALEXA Mini LFのラボテストは、このカメラの可能性に興味がある人のために行った。
2023年2月にリリースされた前回のソフトウェアアップデート(SUP 7.2)から、今回のアップデートで何が追加さ れたのかを紹介する。
最初に追加された注目すべき機能は、ARRIのカメラコントロールモニターCCM-1のサポートだ。このモニターは完全なカメラコントロールを提供し、カメラのビューファインダー機能を向上させる。
もうひとつの追加機能は、MVF-2ビューファインダーのフリップアウトモニターでタッチスクリーン操作が可能になったことだ。この新しいアップデートにより、タッチスクリーンのフル機能が解放され、ワークフローが高速化される。
SUP 7.3のリリースノートに含まれるその他の機能は以下の通り:
- カメラコントロールモニターCCM-1のサポート
- マルチビューファインダーMVF-2のタッチ機能
- メディア消去メニューの警告を拡張
- オーディオゲインGUIの改善
- CAPの追加とバグ修正
- WPA-3サポート
- LANゲートウェイ設定
- ECSの改善
- その他
ARRIは、ALEXA Mini LF SUP 7.2からのアップデートを推奨しているが、制作中にアップデートを行わないようアドバイスしている。アップデートには約20分かかり、ユーザーはいつでも以前のバージョンにダウンデイトできる。
アップデートのダウンロードと詳細については、ARRIのウェブサイトをご覧ください。