ARRIがOrbiterを発表 － 高出力指向性LEDライト

by Jeff Loch2019.9.29

ARRIは新しい高出力指向性LEDライト、ARRI Orbiterを発表した。 IBC 2019でこのライトについてARRIにインタビューを行った。来年発売の予定。

ARRI Orbiter – Image credit: cinema5D

主な特徴

Orbiterは、ARRIの最新のモジュール式指向性LEDライト。仕様の詳細については、こちらの記事を参照いただきたい。

この新しいライトの主な特徴は次のとおり。

• 高い色表現と精度を実現する6色ライトエンジンを搭載。 2000Kから20000Kまで使用可能。また、色を変更せずに0〜100％の明るさに調光可能。
• カラーセンサーが組み込まれており周囲光に合った光を出力できる。耐候性もある。
• クイックライティングマウントで、フロントに付ける機材を変更することができる。これらのライティングモディファイヤには、オープンフェイスモディファイヤ、投影レンズ、ライトドーム、ライトバンクが含まれている。
• 強力な光を出力でき、その出力は2Kタングステンフレネルよりも優れている。
• 4インチのフルカラーディスプレイ、クイックナビゲーションボタン搭載。また、コントロールパネルを取り外して、5～15 mのコントロールパネルケーブルで操作することができる。
• 内部電源、ワイヤレスDMX、および3ピンXLRバッテリー入力

ARRI Orbiter – Image credit: cinema5D

このライトは単一のLEDライトで、さまざまな照明アクセサリーを使用し、光をコントロールできる。強いハードライトが必要な場合でも、非常にソフトな拡散ライトが必要な場合でも、様々な撮影シナリオに対応できる。

価格と発売時期

ARRI Orbiterの価格は、使用する光学系によって異なるが、7200ドルから。Orbiterには従来の「手動」ヨークバージョンと、ポール操作バージョンの2つのバージョンがある。また、クラシックなメタル/ブルーまたはブラックの2色が選択できる。

ARRI Orbiterは、2020年の第1四半期に出荷を開始する予定だが、現在予約注文が可能。