ARRIレンタルは、HEROESと呼ばれる新しいレンズファミリーを発表した。ARRIレンタルのレンズ開発プログラムの一環として、この新しいシネマプライムは、非常に特異な画像特性を備えている。
ARRIレンタルでは、長年にわたり、大判センサーをカバーするために特別に設計された最先端の光学系を開発してきた。DNA LFレンズをはじめ、昨年発表されたALFAシリーズやMoviecamシリーズなどがある。
今回、既存のヴィンテージ風のプライムやアナモフィックプライムに加え、新たにHEROESシリーズが加わった。この新生ファミリーは現在、LOOKとT.ONEという2種類のサブラインを含んでいるが、ARRIは今後さらに発展していくとしている。
ARRIレンタルのHEROES:LOOKレンズ
ARRIレンタルの大判レンズ「LOOK」は、渦巻き型のボケが特徴で、ヘリオス44-2を彷彿とさせるような画を生み出す。面白いのは、通常のフォーカスギア、アイリスギアに加え、鏡筒には渦巻きの強弱を調整できる第3のギアが搭載されていることだ。
撮影中も渦巻きの強弱を調整できることから、非常に強いドリーミーな映像が得られる。焦点距離の情報は少ないが、57mm(写真上)、80mm(ショーリール下)も確認できた。
ARRIレンタルT.ONE
ARRIレンタルT.ONEは、その名の通りT1という非常に明るい開放F値を持つレンズだ。高い光学基準をクリアし、開放でも最高のシャープネスとコントラストを維持し、浅い被写界深度とクリーミーなボケを実現する。
今のところ、50mmのみ用意されているようだ。全てT1で撮影された以下の動画で、その動きを見ることができる。
発売時期
ARRI Rentalが開発したレンズは、通常、世界中のグループの施設を通じてのみアクセスできる。しかし、現在、入手可能性についての公式な情報はない。
詳細や最新情報については、こちらのARRI Rentalのウェブサイトをご覧ください。