ARRIが小型ビデオレシーバーARRI WVR-1sを発表し、ワイヤレスビデオシステム(WVS)のラインアップを拡張した。WVR-1sは丈夫なアルミ筐体で、統合されたアンテナで150メートルまでの通信範囲を可能にしている。この製品は特にフォーカスプラーのようなハンドヘルドアプリケーションのために設計されている。
ARRIのワイヤレスビデオシステム(WVS)はTeradekと協力して開発されており、既に市場に出ている。 Vitecは2018年11月にAmimonを買収したが、この会社はTeradek BoltとARRI Wireless Video System(WVS)にビデオ伝送技術を提供している。 ARRIは、ハイエンドワイヤレスビデオ製品を用意することが、完成したカメラとカメラアクセサリーシステムを提供するために重要であると述べている。
WVR-1sビデオレシーバー
ARRIワイヤレスビデオシステム(WVS)には、既にWVR-1長距離受信機がラインアップされている。新製品のARRI WVR-1sは、それよりも小型の製品だ。その主な用途はフォーカスプラーやディレクター用のハンドヘルドアプリケーションが想定されている。ARRI WVS送信機と簡単にペアリングでき150メートルまでの動作範囲を提供する。
ARRI WVR-1sレシーバーは、堅牢なアルミニウムの筐体を持ち、軽量化とコンパクト化に貢献している。また統合されたアンテナ、マイクロバッテリーのためのバッテリーアダプター、そしてモニター用の電源出力も装備している。 ARRIはグローバルなサービスセンターネットワークで、サポート体制も整備している他、各国の認証を取得している。
下のチャートは、ARRIワイヤレスビデオシステム(WVS)の構成を示している。 1個のトランスミッタに最大4個のレシーバ(WVR-1、WVR-1、またはStarlite ARRI-WVS)を使用でき、同じセットで4~6個のトランスミッタ/レシーバグループを使用できる。
主な仕様
WVR-1sには内蔵および外部のトランスミッター、レシーバー、モニターなどさまざまな付属品が含まれている。WVR-1の出荷は2019年5月に予定されているが価格は未定。