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ARRIがTRINITYとARTEMIS用のTally Gen.2 & ARRI Camera Control Panel CCP Live を発売

ARRIがTRINITYとARTEMIS用のTally Gen.2 & ARRI Camera Control Panel CCP Live を発売

昨年、ARRIのスタビライザーであるTrinityArtemisを大幅に刷新した後、この2つのモデルはさらに進化し、放送界に向けた装備としてARRI Tally Gen.2 & ARRI Camera Control Panel CCP Liveが登場した。このアップデートは、先日開催されたNABショーで発表さ れたもの。

Tally Gen.2システムとCamera Control Panel CCP Liveの2つの新製品の目的は、同社のMulticamシステムおよびサードパーティーのシステムでライブ放送局向けにスタビライザーの使用を強化することだ。

ARTEMIS 2とTRINITY 2は、映画やハイエンドTVの世界ではよく知られたスタビライザーだ。今回のアップデートにより、ARRIは、スポーツ中継、トークショー、ゲームショー、イベントなどの番組で、クリエイティブなカメラの動きや映画のような美しさを求める放送局向けに対応できるようになった。これらの機能は、スタジオ環境と、OBトラックでカメラ操作を制御する屋外放送の両方に対応している。

ARRI Tally Gen.2システムは、タリーワークフローの近代化を見据えたソリューションだ。ARRI Camera Control Panel CCP Liveは、オペレーターのための追加モニター出力とタリーインターフェースを提供する。これらの製品は、ARTEMISとTRINITYの前世代および現世代と完全に互換性がある。

ARRI’s new Tally System Gen.2. Image credit: ARRI

ARRI Tally Gen.2システム

タリーシステムは、ARTEMISやTRINITYのようなマルチカメラライブのサポートギアとして不可欠なものだ。その目的は、カメラオペレーターや画面上のプレゼンターやパフォーマーに、どのカメラが現在ライブ放送しているかという情報をリアルタイムで提供することにある。これは通常、カメラ信号がライブであるときに点灯する小さな赤いLEDライトによって実現さ れる。

ARRIのTally Gen.2システムは、通常、レンズの下に配置され、パフォーマーから見えるホストモジュールと、カメラオペレーターのモニターの上に取り付けられたクライアントモジュールで構成されている。ホストモジュールの赤色光はタリー信号によってトリガーされ、クライアントモジュールの赤色光は瞬時に作動する。

新システムでは、3つのトリガー技術を採用している。1つ目は、カメラに搭載されたタリーLEDを検出する光電池。2つ目は、カメラに専用ケーブルを差し込み、タリーモジュールと直接通信する方法。3つ目は、ALEXA Mini、AMIRA、AMIRA LiveをARRI Multicam Systemの一部として使用する場合に、新しいARRI CCP Liveからトリガーをかける方法だ。

ARRI’s new Camera Control Panel CCP Live. Image credit: ARRI

ARRI CCP Live

ARRIの新しいカメラコントロールパネルCCP Liveは、ライブ、マルチカメラ制作用に調整され、以前のCCPからアップグレードされたもの。CCP Liveは、ALEXA Mini、AMIRA、AMIRA Liveのビューファインダーポートに接続する2枚のパネルが付属しており、ビューファインダーを使用しない場合にはコントロールデバイスとして機能する。CCP Liveの前面は前モデルと似ているが、違いは背面にあり、SDIビデオ出力とタリーインターフェースを追加しているのが特徴だ。

ALEXA Mini、AMIRA、AMIRA Liveで50/60fpsのUHD撮影を行う場合、追加SDI出力の重要性は明らかだ。両方のカメラのSDI出力は、OBトラックやコントロールルームへのビデオフィードに必要であり、オペレーターのモニター用のオプションはない。この問題に対処するため、CCP Liveには3つ目のSDI出力があり、オペレーターのリグモニターやワイヤレスフォーカスプラーのモニターに使用することができる。

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