ProArtモニター、MicroLEDディスプレイ、ディスプレイキャリブレーターについて、ASUSにインタビュー
NAB 2025で、ASUSのカミラ・ファン氏に、同社の2機種のモニター、microLEDディスプレイウォール、ProArtキャリブレーターについて話を聞いた。
つい最近、映像クリエイター向けのASUS ProArt OLED PA32UCDMと、ProArt Display PA32KCX ミニLEDモニターという2つのモニターを取り上げた。 NABでは、ASUSの最新製品の2つのモニター、新しいキャリブレーター、そして巨大な162インチの4K HDRマイクロLEDディスプレイが展示された。

ProArt Cinema PQ09 MicroLED ディスプレイウォール
ProArt Cinema PQ09は、0.93mmのピクセルピッチを持つ162インチの4K HDR microLEDディスプレイで、昨年展示されたバージョンよりもわずかに大きい。高輝度(ピーク輝度1200nit)、100万:1の高コントラスト比、97%のDCI-P3色域を実現している。価格次第では、プロフェッショナルな環境だけでなく、ホームシアターとしても使えるだろう。

ProArt Display 6K PA32QCV
ProArt Display 6K PA32QCVは、解像度6016 x 3384、216ppiの32インチモニターだ。6K解像度により、4Kコンテンツをフルスクリーンで表示しながら、サイドに編集ツールやその他のウィンドウを表示できるス。この製品には、データ転送用のThunderbolt™ 4ポートが2つ搭載されており、96ワットのPower Deliveryとデイジーチェーンにも対応している。
ASUSのプレス資料によると、PA32QCVは同サイズの4Kモニターと比較して、画面上の作業スペースが約145%広くなっている。DCI-P3の98%、sRGBの100%をカバーし、VESA DisplayHDR 600認証も取得予定だ。
ターゲットユーザーは、編集者やカラーグレーディングに携わる人々が考えられる。また、このモニターは同社の次期ProArtキャリブレーターと併用できる。同社は、ディスプレイとキャリブレーターをセットで販売することを検討しているが、価格と入手可能時期はまだ確定していない。

ProArt Display PA16USV
ProArt Display PA16USVは、282ppiのピクセル密度と12G-SDI対応の15.6インチ4Kモニターだ。このモニターには三脚ソケットが2つあり、VESAマウントと互換性がある。

ProArt CaliContrO MCA02
ProArt CaliContrO MCA02は、まもなく発売予定の3in1キャリブレーターで、ASUSのキャリブレーションソフトウェアと互換性があり、ProArtモニターに直接接続することで、調整用のオンスクリーンディスプレイに素早くアクセスできる。ASUSダイヤルはキャリブレーション専用ではなく、Adobeなどのアプリでクリエイティブなショートカットとして使用したり、独自のカスタムコントロール(例えばOSDメニューの制御など)を設定することもできる。インターフェース自体は、ユーザーの作業方法に合わせてカスタマイズできる。価格と発売時期はまだ発表されていない。おそらく来月には発表されるだろう。
価格と発売時期
現時点では、これらの新製品には価格が設定されていないが、来月には情報が入手可能になる予定。