Atlas LensのOrionシリーズ ➖ 手頃なアナモフィックレンズ
Atlas Lensは、Orionシリーズを発表した。これは、比較的手頃な価格なx2アナモフィックレンズセットで、明るさはT2。
Atlas LensのOrionシリーズは、NAB 2017で見落とせないレンズのひとつだった。他にも多くの映画製作用の安価なアナモフィックレンズがあるが、レンズマウントが合わなかったり、フロントシェイプが変だったり、フォーカスリングが2つあったり、画質がイマイチだったり、常に妥協を強いられてきた。
Paralinxの創設者Dan Kanes氏は、Atlas Lensで新しいパートナーとベンチャーをはじめている。これは、近い将来新しいシネマ対応のx2アナモフィックレンズを発表することだ。
Orionシリーズは、まず、2018年の第1四半期に40mm、65mm、100mmを発売し、翌年に32mm、50mm、80mmをリリースする予定。
いずれも最大開口径がT2(110mmフロントリング径)で、Alexa Open Gateの画像フォーマットに適している。
これらはx2アナモフィックレンズなので、4:3対応カメラおよびアナモフィック適応カメラ(REDドラゴン/ヘリウムなど)に対応し、SLRマジック1.33xレンズのように16:9標準とは互換性がない。
Orionシリーズは、ユーザーがレンズマウントを交換することができ、PLとCanon EFに対応する。
Flares when you need them, not when you don’t
Atlas Lensは、比較的手頃な価格帯のアナモフィックレンズセットを目的としており、目立った欠点を追加することなくコントラストトフレアに強いレンズを製造することを目指している。
以下は、ARRI Alexa Mini 4:3で65ミリのOrion Anamorphicを使ったテスト映像だ。
https://vimeo.com/214347243
ここでは、フレアアクションのために、NABのRED Weapon Heliumと同じレンズを使用している。
https://vimeo.com/214966588
Orionシリーズアナモフィックレンズは1本で$4995ドル、3本で$7,995ドルとなっている。プレオーダーする場合は、セット価格は17,995ドルで、2,000ドル節約できる。
下は最初の3本のOrionシリーズアナモフィックレンズの仕様。