レンズメーカーAtlas Lens Co.は、近日発売予定のMercuryレンズシリーズのティーザー動画を公開した。同社はアナモフィックレンズを独占的に製造しており、今度のシリーズもアナモフィックになる可能性がある。
AtlasのOrionシリーズのアナモフィックプライムレンズは、コンシューマー用のアナモフィックレンズとARRIやCookeなどのハイエンドレンズの間の橋渡しをするような位置付けだ。Orionレンズは決して安くはないが、その価格はオーナーオペレーターが購入するセグメントに属している。フィールドテストはこちら。
今回予告されている Mercury シリーズもこの点では同じであることを期待したい。今度のシリーズについて、多くの情報は無いが期待したい
Atlas Mercury
オリオン座は星座だが、水星は太陽系で最も小さい惑星であり、太陽に最も近く、地球にずっと近い(Wikipedia)。このことは、このレンズを示唆しているかもしれない。
下はアトラスが提供するこの(かなり短い)ティーザー動画。
1つ気になったのは、このティーザーはたった3枚の写真(うち1枚はロゴ)にもかかわらず、異なるアスペクト比を含んでいることだ。これは偶然ではなく、何か意図があるのだろう。
最初の実写はほぼ2:1のアスペクト比で、次の奇妙な装置のクローズアップは16:9のアスペクト比となっている。さらに、2枚目の写真では最短撮影距離がかなり短く(あるいはデジタルでトリミングされているだけ)、どちらの写真も被写界深度がかなり浅くなっている。
そして、もう一つ注目すべきことがある。ティーザー全体は、粒状感と暖色系の色が多く、非常にビンテージな印象だ。ということは、Mercury シリーズはビンテージでオーガニックなルック&フィールにこだわっているのかもしれない。動画の説明文に The wait is almost over 09.01 🚀とあるので、おそらく9月上旬のリリースを指しているのだろう。
Link: Atlas Lens Co.