Atomosは先日、モニターレコーダー「 Atomos Ninja V/Ninja V+」のファームウェアアップデートAtomOS 10.67をリリースした。この新バージョンでは、FX9/FX6やGFX100/GFX100Sで撮影したApple ProRes RAWファイルを、Final Cut ProでホワイトバランスやISO/露出オフセットの調整が可能になる。
最新のモニターレコーダー「 Atomos Ninja V+」は今年4月下旬に発表され、すでにいくつかのAtomOSファームウェアの無償アップデートを受けている。例えば、前バージョンのAtomos 10.66では、パナソニックLUMIX GH5SのProRes RAW記録に対応した。
最新のAtomOS 10.67ファームウェアアップデートでは、ソニーと富士フイルムのApple ProRes RAWファイルをFinal Cut Proで調整できる。
AtomOS 10.67の新機能
最新のAtomOS 10.67ファームウェアアップデートにより、FX6/FX9およびGFX100/GFX100Sのユーザーは、Final Cut ProでホワイトバランスとISOメタデータの調整ができるようになる。加えて、スライダー調整で両設定を簡単に調整できるようになる。
なお、Adobe Premiere Pro、ASSIMILATE SCRATCH、Colorfront、FilmLight Baselight、Grass Valley Edius、 Avid Media Composerで、Apple ProRes RAWの映像を編集することはできる。ただし、Final Cut Proのようなメタデータの調整はできない。また、将来的にApple ProRes RAWに対応する可能性について、ブラックマジックデザインからのニュースはまだない。
Atomosによると、今回のAtomOS 10.67のファームウェアアップデートでは、「H.265の録画中にNinjaが落ちてビデオ入力ロックを回復した場合、本機が録画を再開しない問題」が修正されている。
価格と発売時期
今回のAtomOS 10.67ファームウェアアップデートは、現在無料で入手可能。詳細については、同社のウェブサイトを参照いただきたい。