Atomosは、AtomOS 11.06.00をリリースした。AtomOS 11.06.00は、SRTストリーミングとMediaSiloとのCamera-to-Cloud統合を追加するモニター用の新しいファームウェアアップデートである。また、F-LOG2のサポートも追加され、富士フイルムユーザーにも朗報だ。
メルボルンを拠点とし、映像制作者向けのタッチスクリーンモニター/レコーダーを専門とするオーストラリアのAtomos社は、AtomOS 11.06.00をリリースした。このファームウェア・アップデートにより、SRTストリーミング、MediaSiloとのCamera-to-Cloud連携、AtomOS 11デバイス全体でのF-LOG2サポートが追加された。
SRTストリーミング
SRT(Secure Reliable Transport)は、オープンソースのビデオ・トランスポート・プロトコルと技術スタックで、予測不可能なネットワークでのビデオ・ストリーミング・パフォーマンスを最適化する。新しいAtomOS 11.06.00アップデートでは、2つのモード(「コーラー」と「リスナー」)でプロトコルのストリーミングをサポートする。
Atomos Cloud Studio で SRT デバイスモードを設定できる。サポートされる解像度は1280×720と1920×1080で、フレームレートは23.98、24、25、29.97、30、50、59.94、60(プログレッシブのみ)だ
Camera to CloudとMediaSiloの統合
NAB2024でAtomosが発表したように、Atomos Cloud StudioはMediaSiloをサポートするようになった。Atomos Cloud StudioのCamera-to-Cloudプランに含まれるウェブ・インターフェースを通じて、接続とデスティネーションを設定できる。
富士フイルムF-LOG2サポート
AtomOS 11.06.00では、AtomOS 11デバイスのプロファイルがサポートされ、撮影時およびモニタリング時に、より正確なカラー処理が可能になった。
- YCCビデオには、F-Log2/REC709/BT2020ガンマ/ガンマの組み合わせを使用する。
- ProRes RAW の「出力」設定として、F-Log2/REC709/BT2020 ガンマ/ガンマの組み合わせを使用する。
- F-Log2/REC709/BT2020 ガンマ/ガンマの組み合わせを ProRes RAW および Proxy 録画のカラー設定として使用する。
価格と発売時期
AtomOS 11.06.00はウェブサイトから無料でダウンロードできる。インストールや今後のアップデートで修正される既知の問題に関する情報が必要な場合は、各モデルのリリースノートを確認してほしい。