AtomosとZ CAMは、Z CAM E2-F6、 E2-F8、および E2-S6に Atomos Ninja V HDRモニターレコーダーをHDMI接続して12ビット5.8K ProRes RAW記録を可能にするアップデートをリリースした。 Z CAM E2、E2-M4、およびE2 Cマイクロフォーサーズ(MFT)カメラでは、4K ProRes RAWをNinja Vに記録できる。また、AtomosはすべてのZ CAMモデルに対し新しいカメラ制御機能を搭載した。 Ninja Vから様々なカメラのコントロールが可能になる。
すべてのZ CAM E2カメラがNinja VでProRes RAWを記録
Atomosはここ1週間でシグマfp、富士フイルム GFX100、およびZ CAM E2カメラへのProRes RAW記録サポートを発表した。cinema5Dバーチャルショーでは以前、AtomosにZ CAM E2カメラのProRes RAW記録機能についてインタビューを行っているので、こちらも参考いただきたい。
AtomosとZ CAMは、Z CAMカメラ用の無料のAtomOS 10.5アップデートとファームウェアアップデート0.96を発表した。これにより、すべてのE2シリーズカメラでProRes RAW記録が可能になる。概要は次のとおり。
- Z CAM E2-F6、 E2-F8、および E2-S6カメラの場合:HDMI経由で5.8K 29.97pでProRes RAW記録、4K(UHD)で最大59.94p。
- Z CAM E2およびE2-M4はProRes RAWをDCI 4K 59.94pでNinja Vに記録できる。
- Z Cam E2Cは、DCI 4K 29.97pでProRes RAWをNinja Vに出力できる。
このような小型で手頃な価格のカメラで高品質のProRes RAWを記録できるようになったのは素晴らしい進化だ。今後RAW記録は普及していくだろう。更にNinja VからE2カメラを制御できるようにもなる。
Ninja VからZ CAM E2をコントロール
Ninja Vのタッチスクリーンから、すべてのZ CAM E2カメラを制御できるようになった。 Ninja VはUSB-Cでカメラに接続し、さまざまなコントロールを可能にする。 Ninja Vから、Rec On/Off、絞り/シャッタースピード/ ISOおよびeND設定を行うことができる。
コントロールは、カメラの操作、Ninja Vのどちらからでも機能する。ただし、カメラとモニターの間に適切なインターフェースケーブルが必要で、USB-A-USB-Cタイプのアダプターを備えた既存のAtomos Serial to USBケーブルを使用する。アダプターを使いたくない場合は、2020年夏に専用のAtomos制御ケーブルがオプションで用意される予定。
Ninja V用のAtomOS 10.5アップデートをダウンロードは、AtomosのWebサイトから可能。 Z CAM E2カメラの最新のファームウェアのダウンロードは、Z CAMのWebサイトからできる。
関連商品
フジヤエービックのショップサイト
Atomos Ninja V (ATOMNJAV01)