Atomosはシグマfpファームウェア2.0で、HDMIを介してDCI 4K24pまたはUHD 4K30pでProRes RAWをNinja Vに記録することを発表した。また、fpは、HDで120fpsのRAWビデオをHDMIから出力できる世界初のミラーレスカメラとなった。
Ninja VでfpからのProRes RAWを記録
Atomosはシグマのfp 2.0ファームウェアアップデートを受け、HDMIを介して、ProRes RAWをNinja Vで記録すると発表した。 ニコンZ6、ソニーFX9、そして最近ではZ CAM E2に続いて、ProRes RAW記録機能をサポートする。
このアップデートでは、シグマのfpとAtomosのNinja Vの組み合わせにより、最大でDCI 4K 24pまたはUHD 4K 30pで ProRes RAWを記録できる。撮影はfpのフルフレームセンサー全体を使用して、クロップなしで可能。また、HDでは最大120fpsで記録できる。
コンパクトなfpとNinja Vを組み合わせると、ProRes RAWを記録できる最小のカメラシステムになる。これによりジンバルでの使用や、手頃なPOV /クラッシュカメラとして使用できる。
Ninja Vは、fpの標準8ビットHDMI出力から、最大4K 29.94pのProRes 422およびDNxビデオを記録することもできる。またNinja Vは同様にHDで最大120fpsの記録が可能で、美しいスローモーションを可能にする。ProRes RAWや標準のビデオファイルはNinja VのAtomX SSDミニSATAドライブに記録される。
Ninja VはAtomOSアップデート(無料)が必要で、これは2020年夏にリリースされる予定。
ProRes RAWサポートの今後
Adobeをはじめ、多くのNLEがProRes RAWをサポートしている。 ProRes RAWは、Final Cut Pro X はもちろん、ASSIMILATE SCRATCH、Colorfront、FilmLight Baselight、 Avid Media Composer、Grass Valley Ediusなどのアプリでもサポートされている。
Atomosやシグマをはじめ多くのメーカーがProRes RAWサポートを行っている。 ProRes RAWはNLEでのサポートに応じて、カメラにも普及し始めているようだ。
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