AtomosがFlameモニター/レコーダーのファームウエアを7.1へのアップデートした。JVCとREDのLogに対応するとともに、PQ In/Outのサポート、そしてその他HDR機能が進化している。
Atomos Flameは屋外で使用できるモニター/レコーダーだ。Atomos Shogun Flameの記事も合わせて参照いただきたい。
Flameのファームウエアが7.1になり、REDのカメラへの対応とJVCカメラの対応も追加された。
PQ In/Outもサポートされ、これによりST2084規格に対応するHDRカメラやカムコーダーにも対応したことになる。カラーマッピングや低照度部分の表現も改善される。
新機能はAtomHDRモード関連が主だ。
従来よりAtomHDRには“Viewing Environment”スライダーがあった。これは、今はScene Brightness Rangeに置き換わっているが、これでHDRビューにおいてダイナミックレンジをRec709からフルHDRまで増減させることができる(Rec709からどの程度オーバーしているかをパーセンテージで表示する)
新しいスライダーはメニューに加えフルスクリーンでも表示でき、波形モニター上にも黄色い線で表示される。また、HDRボタンをタッチするとスクリーン上のスライダーでクリッピングレベルをセットすることができる。
スローモーション再生も追加された。これはなかなか良い機能だが、ソニーのαカメラなどで収録した50p/60pといったネイティブなハイスピード記録を滑らかなスローモーションで再生できるともっと良いのだが。(クライアントにその場でスロー再生を見せることができる) 今回追加されたスロー再生では5種類のスピードが選択できる。
また、電源のプライオリティーの選択ができるようになったのもうれしい機能の一つ。(二つのバッテリーかDC入力を選択できる)これにより、後で別の機器でもバッテリーを使いたい場合、できるだけ片方のバッテリーから電源を取るということができる。