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AtomosがNeonを出荷 - Precision HDRモニターレコーダー

AtomosがNeonを出荷 - Precision HDRモニターレコーダー

Atomosは、2019年のCine Gearで大規模なフィールドモニターとプロダクションモニターへの進出を発表した。今回、Atomos はNeonの最初の2つのモデルを出荷した

1年前、Atomosは、17インチ、24インチ、32インチ、55インチの4つの異なるサイズのNeonモニター/レコーダーを発表した。今回出荷するのは、Neon 17″とNeon 24″となる。

Neonシリーズは、スタジオ/バーチャル制作のモニターから、正確なカラーグレーディングまで、さまざまな用途で使用できるハイエンドの高精度モニター/レコーダーだ。

色精度の高いモニター

Neon HDR / SDRモニターは、正確で一貫性のあるSDR / HDRモニタリングが可能で、最大DCI 4K /60pでの記録ができる。これらはスタジオや編集で、あるいはリモートワークフローに対応する。レコーディング機能があるが、ポストプロダクション用に正確な色再現を主な目的にしている。

Neonモニターの画面は工場で調整されている。ただし、オプションのUSBキャリブレーションケーブルとXrite i1 Display ProPlusを使用してユーザーがキャリブレーションを行うこともできる。

Atomos Neon 17″ and 24″ monitors, side-by-side. Image credit: Atomos

Neon 17″と 24″の主な仕様

Neon 17”は、10ビットディスプレイ処理(ただし8 + 2ビットディスプレイのみ)、4KからHDへのスケーリング、および1対1のディスプレイピクセルマッピングを備えたFHD 1920 x1080パネルを採用している。

Neon 24”は、真の10ビットでDCI4Kパネルと、HD / 2KからUHD4K / DCIアップスケーリングを利用している。両方のNEONディスプレイには、フルアレイローカル調光(FALD)バックライト技術が採用されており、1000NitsのフルスクリーンHDRピーク輝度で深い黒を実現している。ディスプレイの均一性、180度H / Vの超広視野角、1,000,000:1のダイナミックコントラスト比により、シャドウとスペキュラーハイライトの両方でディテールを表現することができる。

EBU R5グラフィックおよびアクションセーフエリアを備えたブロードキャストフレームガイドを、オンスクリーンディスプレイで有効にすることができる。シネマティックガイドも使用でき、アナモフィックデスクイーズモードと一緒に使用できる。 2x、1.5x、1.33xをサポートし、さまざまなレンズに対応する。

Atomos Neon HDR/SDR monitor 17" in Studio Setting
Atomos Neon 17″ Monitor/Recorder. Image Credit: Atomos

接続性

マスターコントロールユニット(MCU)はNeonの中心部で、インとループアウトの両方でHDMI2.0に対応する。最大4096x 2160 DCI4K/60pのビデオ入力が可能。 MCUファームウェアはアップグレード可能で、内部メモリに最大8 x 3D LUTを保存できる。 Neonには、2 x 12GSDIのAtomXSDIモジュールが内蔵されている。構成が変更できるポートで、最大4K/60pのビデオを入力できる。シングルまたはデュアルリンク1.5G / 3G / 6G SDIとの下位互換性、またはAカメラとBカメラを切り替える機能を備えている。

NeonとSumo

NeonはSumoラインアップに取って代わるものではない。NeonはSumoのマルチカム録画/切り替え機能は持たないし、RAW記録機能もない。 AppleProResおよびAVID DNxコーデックを使用してのみビデオを記録できる。なお、Sumoの画質は良好だが、Neonのパネルははるかに高品質だ。

Atomos Neon HDR/SDR monitor 24" in Studio Setting
Atomos Neon HDR/SDR monitors launchedAtomos Neon 24″ affordable grading display. Image Credit: Atomos

macOSとiOSで動作

Neonシリーズのモニターではタッチパネル機能はない。指でモニターのアンチグレアコーティングに触れると、画質に悪影響を与える。Neonにはハードウェアボタンすらない。Atom Remote iOSアプリはBluetoothでネオンの機能を制御する。 Atomosは、近い将来、制御アプリをmacOS対応にする予定だ。なお、残念ながら、現時点ではWindowsやAndroidはサポートされていない。

You need an iOS or macOS device to control all settings on an Atomos Neon monitor. Image credit: Atomos

ターゲットユーザー

Neonシリーズは、明らかにAtomosの従来の製品とは異なるユーザーを対象にしている。ミラーレスカメラユーザーが4,000ユーロの17インチのモニターを使うことはないだろう。

17インチは、フォーカスプーラーやアシスタントモニター、あるいはラップトップ編集システムのプロダクションモニターとして理想的だ。 また、24インチは、ビデオビレッジ、DIT、および撮影監督などに適している。業界標準のビデオI / Oデバイスへ出力するNLEおよびグレーディング用に正確で比較的手頃なモニターと言える。

Neonの出荷が始まる

Neon 17″およびNeon 24″モニターが購入可能になった。 17インチモデルは3,999ドル、24インチモデルは6,599ドルで販売される。なお、日本での価格発表はまだ無い。

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