Atomos Ninja V – 5インチのProRes RAWレコーダー
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Atomosは、モニターレコーダーのラインナップの新製品を発表した。 Atomos Ninja V(ファイブ)は、5インチのHDRモニターで、ほぼすべての撮影規格に対応する。HDMIで接続する。
Shogun InfernoはHDRやハイフレームレート撮影で有用だが、同様の機能を持ちよりポータブルなものが求められていた。その声に応えたのが、この「 Atomos Ninja V」だ。
Atomos Ninja Vの概要
この製品は「ポータブル」と言うにふさわしいモニターレコーダーだ。多くのユーザーにとって、5インチのスクリーンは満足のいく大きさであり、小型軽量にできている。重さは320g。
Ninja Vは、その小さなボディに多くの機能を持っている。Full HD 1920×1080のディスプレイで、最大4K/60pまで対応。NP570バッテリー(2600mAh)のため、最大1時間稼働できる。また、輝度は1000nitのため、直射日光下でも見やすい。
収録に関しては、期待通りすべてのProResとDNxHRに対応しているが、注目すべきはProRes RAWに対応していること! まだHDMIでProRes RAWを出力できるカメラはないが、もし登場したらNinja Vは間違いなく重宝されるだろう。また、HDR(PQ方式やHLG)に対応しているため、ポテンシャルはさらに大きい。
こうした小さく軽いデバイスにRAWが収録できることは、非常に驚くべきことだ。Shogun Inferno、Ninja Inferno、Sumoといったほかのデバイスは同じようなデータ量を収録できるが、もっと大きくなってしまう。
SSDのサイズを縮小したMaster Caddy IIIを採用、SSDスロットの隣にバッテリーマウントの取り付けを可能にしたことにより、厚みを減らしている。
唯一残念な部分は、SDI入力がなくなったこと。しかし、この製品がDSLRやミラーレスカメラを対象としているようなので、SDI入力がなくなったのも頷ける。
価格と発売時期
Atomos Ninja Vは、695ドル。DSLRやミラーレスカメラに対してはリーゾナブルな価格だ。発送は2018年のQ3としているが、ジェロミー・ヤング氏によると、7月には発売したいとのこと。
Links: Atomos.com