AtomosはNinja V用の新しいAtomOS 10.51をリリースした。ファームウェアの更新により、UIとワークフローがさらに改善され、Z CAM E2をNinja Vタッチスクリーンで制御できる。
約2週間前に、Ninja Vのファームウェアアップデート10.5について記事をリリースした。このアップデートにより、Atomosの5インチモニターレコーダーでZ CAMカメラのさまざまな設定を制御できるようになる。 Atomosは、Z CAM制御機能をさらに拡張するNinja V向けのファームウェアAtomOS 10.51を発表した。ファームウェアは無料でダウンロードできる。
Ninja V 用AtomOS 10.51
新しい機能は次のとおり。
- Ninja Vタッチスクリーンからカメラコントロールメニューを介してZ CAMメニュー画面を表示できる。注:HDMI経由でRAWを記録する場合、カメラ制御メニューは使用できない。
- Ninja Vタッチスクリーンやオンカメラボタンから直接、メニュー、矢印、Enterキーを使用してカメラメニューに移動できる。
- Ninja Vの記録メニューに追加された機能で、記録メニューと表示情報が必要な場合にメニューを強制的にアクティブにしておくことができる。
ProResまたはDNxでの記録時に、Z Cam Zlog2 GammaのAtomHDRエンジンのサポートが追加された。 HLGおよびPQモニタリングモードでは、拡張ダイナミックレンジを、Rec.709の6 stopリミットを超えて、露出補正の必要なしに拡張できる。ネイティブモードでは、ネイティブの圧縮LOG形式でZlog2を表示できる。既存のZlog2 3D LUTをこの入力と関連付けて表示することができる。 Rec.709は変換Rec.709を適用し、クリップされたハイライトを表示する。 LUT監視オプションを使用すると、選択した3D LUTを画像に適用してモニターできる。 LUTは波形トレースにも適用され、記録映像に焼き付けたり、ループアウトしたりできる。
Zlog2が出力され、フルレンジで記録される。これに一致するようにNLEワークフローを設定する必要がある。このワークフローを使用する場合、HLGおよびPQモニタリング機能は使用できない。このワークフローで3D LUTを使用する場合は、LUTの入力範囲が正当に定義されていることを確認する。
さらに、バッテリー容量警告が追加された。カメラまたはNinja Vのいずれかのバッテリー容量が少ないとポップアップメニューはで警告が表示される。
AtomOS 10.51ファームウェアの修正は以下の通り。
- Rec.709、HLG、PQモードでモニターするための波形グラティクルの改良。
- 上部の情報バーがLUTの誤ったモニターモードを報告する可能性がある問題を修正。
- AtomX SYNCデバイスの命名規則を変更。
- 再生モードでのファイルブラウザのパフォーマンスの改善。
- Ninja Vが断続的にフリーズする原因とされるAtomHDRのAutoHDR関数の互換性を改善
Atomosは、YouTubeチャンネルで新しいビデオチュートリアルもリリースした。 1つ目は、Z CAM E2シリーズとNinja Vを備えたProRes RAWカメラコントロールセットアップガイドだ。
他のチュートリアルは、Final Cut Pro XでのZ CAM ProRes RAW SDRワークフローを解説している。
AtomOS 10.51ファームウェアアップデートは、Atomosウェブサイトから無料でダウンロードできる。
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