Atomosは、NinjaVモニターレコーダーがソニーのα1のRAW出力に対応すると発表した。最大4.3K/60pでProRes RAWを記録できる(8Kには対応していない)。現在まだ開発中だが、今後に期待したい。
α1は、ソニーの最新のミラーレスハイブリッドカメラだ。8K/30pの記録が可能で、フルサイズのHDMIポートを介して16ビットのRAW信号を出力することもできる。この機能により、Atomos NinjaVモニターレコーダーでProResRAWレコーディングが可能となる。
ProRes RAW記録
α1から直接ProResRAWを記録することは、Ninja Vのような小型で軽量なデバイスでは簡単なことではないが、同社はNinjaVで多くのカメラをサポートしてきた。
α1からの16ビットRAW信号は圧縮され、最大4.3K/60pで12ビットProResRAWとしてNinjaVに記録される。カメラ本体では8K/30pを記録できるので、この4.3K/60pは物足りないように見えるが、これはハードウェアの制限によるものと思われる。しかし、4K RAW映像はポストプロダクションで非常に加工しやすい。また、Ninja Vを介してSSDに直接記録できるので、ワークフローの高速化にも貢献する。
Atomosのプレス発表には、Final Cut Pro内ですべてのカメラのホワイトバランスとISO /露出オフセットの調整ができると書かれており、少なくともポストプロダクションで完全なホワイトバランス制御ができると思われる。
ProRes RAWの優れた特性は、12ビットのRAWストリームが10ビットの422標準ProResとほぼ同じファイルサイズでであることだ。
時期は未定
ただし、リリース時期は明記されていない。Atomosはまだ発売スケジュールを明らかにしていないが、それほど遠い将来ではないだろう。
Atomosの プレス発表