ATOMOSとASSIMILATEは、 Atomos Ninja VまたはNinja V+を新規に購入すると、ASSIMILATE Play Proのフルライセンス(299ドル相当)が含まれると発表した。このキャンペーンは、1月15日以降に購入したユーザーが対象で、2022年4月30日まで有効だ。
上記以前にNinjaを購入し、現在Ninja V/V+をお持ちの方は、このライセンスを独占価格$99で購入できる(ライセンスの請求はmy.atomos.comで)。
Ninja V/V+はProRes RAWレコーディングを普及させたもので、出来上がったクリップをお気に入りのNLEのタイムラインに落として編集/カラーグレードする。しかし、残念ながら、すべてのNLEがProRes RAWクリップを扱えるわけではない。そこで、ASSIMILATE Play Proの出番となる。
ASSIMILATE Play ProとATOMOS
ASSIMILATE Play Pro はProRes RAWファイルの読み込み、トランスコード、書き出しが可能な便利なソフトウェアだ(もちろん、他の多くのコーデックやファイル形式にも対応している)。これにより、 Atomos Ninja VまたはV+モニター/レコーダーで高品質のProRes RAWファイルを録画し、ASSIMILATE Play ProでProRes 4444 XQなどの適切な中間コーデックにトランスコードし、できたファイルをお気に入りのNLEに送信することができる。
確かに余分なステップではあるが、撮影した映像のクオリティを最大限に高めるには、その価値があるだろう。プロジェクトに非常に速いターンアラウンドタイムが必要な場合を除き、ProRes RAWは少しオーバーキルかもしれない。
ASSIMILATE Play Proは通常299ドルなので、ProRes RAWファイルをトランスコードするだけなら、多くのインディーズフィルムメーカーはこれを避けるかもしれない。しかし、その価格が期間限定でなくなった今、Ninjaと使うには良い機会かもしれない。
もともとASSIMILATE Play Proは、プロフェッショナルな品質管理およびトランスコードツールとして開発され、入力される映像やメタデータの検査に必要なすべてのツールに加え、ホワイトバランス、色空間変換(ACES含む)、ログカーブ、ISOなどのトランスコード/デベイヤー/メタデータ操作ツール一式が提供されている。もちろん、ProRes RAWもネイティブにサポートしている。
ルック&メタデータ管理、デュアルスクリーン/SDI出力、ProResのレンダリング(macOSとWindowsの両方で)、8kまでのH.264と12bitのH.265も搭載している。
ProRes RAWトランスコーディングのワークフローの概要については、以下のビデオをご覧いただきたい。
全体として、これは、1)ProRes RAWを映像制作者のワークステーションに導入し、2)ProRes RAWをネイティブにサポートしていないDaVinci Resolveを含むNLEでこのフォーマットを使用する能力を、クリエイターに与える、かなり良い条件と思われる。
価格と発売時期
Atomos Ninja VやNinja V+はもちろんいつでも入手可能だが、上記のキャンペーンは今年の4月30日までとなっている。 Ninja VやNinja V+ を手に入れるなら、今がチャンスかもしれない。
ASSIMILATE Play Proは、Apple macOSとMicrosoft Windowsの両方に対応している(WindowsではAppleライセンスのProResエンコードが可能だ)。
Link: ASSIMILATE Play Pro / ATOMOS